「TikTokもリールも、やったほうがいいらしい。でも時間がない」。その焦る気持ち、よくわかります。
答えは、いまお客さまが見ている場所から。インスタのお客さまがいるならリール(=インスタの短い縦動画)、まだ知られていないならTikTok。迷ったら、同じ動画を両方に載せて、続くほうを残せば大丈夫です。
この記事で分かること:

ご相談の方
若い子はTikTokだって聞くし、でもうちのお客さまはインスタかも。どっちを信じたらいいのか。

オトスマ
どちらも信じなくて大丈夫です。信じるのは、お店のお客さまが見ている場所です。
※よくいただくご相談をもとにした会話です。
両方やらなきゃ、と思って止まっていませんか
お店の方からよく聞くのは、こんな声です。

- どちらを先にやるか決められないまま、数週間たった
- 両方やろうとして、どちらも止まってしまった
- 編集や文字入れで、一晩つぶれた
動画は「撮る・直す・載せる」が重なります。はじめから2つの場所でやるのは、だれでもむずかしいものです。あなたの根気のせいではありません。だから最初は、1つの場所に決めます。
「若い人はTikTok」は、半分だけ本当です
お店にとって大事なのは「世の中でどちらが人気か」ではありません。お店に来る人が、どちらを見ているかです。
TikTokは、フォロワー(=見てくれる人)が少なくても、おすすめ画面で動画が見られることがあります。リールは、フォロワーやお客さまに届けやすく、プロフィールや地図とつなげやすいのが特長です。上下ではなく、「入口がちがう」と考えてください。
ここで、実際に動画を出している人の例を見てみましょう。見せ方の例として挙げただけで、お店とのつながりはありません。見なくても読み進められます。
静岡のおでかけを発信している方の、法多山のほたる祭りの限定団子の動画です。「何がもらえるか」「何時に行けばいいか」が、最初の数秒で分かります。若い人は、こうした「行く前に知りたいこと」を保存して、友だちに送ります。
TikTokで見る:静岡のおでかけ情報の発信者 @momoe_shizuoka さん
法多山のほたる祭りの限定団子。何がもらえて、何時に行けばいいかが最初の数秒で分かる動画です。
動画を開く(TikTok)
お店が真似するのは、流行りの踊りではありません。「見せたいものが、すぐ分かる」というところです。
こちらは、オトスマのまこが袋井・遠州のいいところを紹介しているリールです。景色と人の動きで、その場所の空気を伝えています。
お店の発信は、顔を出さなくても伝わります。手元、できあがり、お店の中。毎週同じ場所に出てくることで、「あのお店、やっているな」と覚えてもらえます。
若い人の見方と、お店の見せ方はちがいます
若い人は、知らないお店でも「おもしろそう」と思えば見ます。地元のお客さまは、「あのお店、いまなにやっているかな」と見ます。見ている気持ちがちがうので、見せるものもちがってきます。

お寺が自分のアカウントで見せている例もあります。法多山尊永寺の公式アカウントの、風鈴のライトアップの動画です。説明は短く、見てほしい景色を真ん中に置いています。
TikTokで見る:法多山尊永寺の公式アカウント
風鈴のライトアップ。説明は短く、見てほしい景色を真ん中に置いています。
動画を開く(TikTok)
どちらの場合も、動画の最後にお店の名前と場所が出ていると、見た人が行動しやすくなります。
うちのお店は、どっちから始める?
先に、道具ではなく目的を決めます。だれに、何を伝えて、どうしてほしいかです。近所のお客さまに季節の商品を知らせたいのか、まだ知らない人に見つけてほしいのか。ここが決まれば、場所は自然に決まります。

上の分かれ道を、上から順に答えてみてください。迷うときは、会計のときにお客さまに「SNS、見ていますか」と一言たずねるのも、いい方法です。
お客さまが年配の方中心なら、SNSよりLINE公式アカウントのほうが合うこともあります。動画だけが答えではありません。
週に1本。これで続けます
始め方より、続け方です。全部できなくていいので、まず1つ。1本の動画は、次の4つで作ります。

撮るのは、縦向きで15秒から30秒くらい。明るい窓のそばなら、見やすく撮れます(窓のそばで、横から)。直すのは、つなぐ・短くする・文字を少し入れるだけ。細かい調整は、あとまわしです。
撮りやすいネタは、仕込みや商品ができる様子、きょうのおすすめ、よく聞かれることへの答え(お店の「よくある質問」が使えます)です。お客さまの顔は写さないようにします。撮り方の基本はスマホで動画をきれいに撮る基本にあります。
お持ちのスマホで十分です。上手な動画を1本より、普通の動画を続けるほうが、お店のことを覚えてもらえます。忙しい週は休んでも構いません。また1本から始めれば大丈夫です。
見る数字は、2つだけにします。保存や送られた数と、お店への動き(来店、問い合わせ、予約)です。見られた回数が少なくても、「動画を見ました」と言って来てくれた人がいれば、それは大きな手ごたえです。続けるコツは、インスタが続かない理由と、続く仕組みにもまとめています。
音楽と宣伝の決まり、先に知っておくと安心です
ここからは、動画の作り方ではなく、投稿の前に確かめる決まりの話です。

TikTokの公式ヘルプには、お店などの事業者は、一般向けの音楽ライブラリを商用目的(=お店の宣伝)で使えないと書かれています。事業者は「商用音楽ライブラリ」から選ぶ形です。インスタでも、アカウントの種類や曲によって、使えないことがあります。投稿画面で選べる音源かどうかを確かめ、迷ったら音を使わず文字で見せる方法もあります。
もう1つは宣伝の表示です。お店が商品を渡して、感想の投稿を頼む。このとき、お店が内容に関わっていれば、広告として扱われることがあります(=ステルスマーケティング。広告なのに広告と分からない形は規制の対象です)。消費者庁のQ&Aでは、「広告」「PR」などの表示や、商品提供を受けた旨の明示が例に挙がっています。言い方の注意はお店のSNSで「書いても大丈夫なこと・問題になること」へ。
お客さまが写るときは、許可をとるか、写らない撮り方にします(お客さまの写真・口コミを載せるときの許可)。アカウントのログイン情報は、だれが持っているか決めておきます(お店のアカウント、だれが持っていますか)。
ここに注意パスワードや認証コードは、人に教えないでください。外部の人に運用を頼むときも、パスワードを渡すのではなく、権限を分けられるか確認します。
音まわりの決まりは変わることがあります。投稿の前に、公式の最新の案内で確認してください。
こんな疑問にも
同じ動画を両方に載せてもいいですか
載せられます。ただし、音楽はアカウントごとに使える範囲が違うので、音なし、またはどちらでも使える音源が安全です。画面で見えにくくなる範囲は、載せる前にプレビューで確かめてください。
反応がなくても、続けたほうがいいですか
まず1か月は、週に1本を目安に試してみてください。数が増えなくても、来店や問い合わせに変化がないかを見ます。合わなければ、もう一方を試すか、LINEなど別の方法に切りかえても構いません。
この記事のまとめ
- 人気より、お店のお客さまが見ている場所から選ぶ
- インスタのお客さまがいるならリール。まだ知られていないならTikTokも候補
- 同じ動画を両方に載せられる。続くほうを残す
- 最初は週に1本。見る数字は「保存や送られた数」と「お店への動き」
- お店のアカウントは音楽の決まりに注意。宣伝は宣伝と分かるように
- 細かい仕様は変わるので、公式の画面と案内で最終確認する
あわせて読む:TikTokをお店に活用する方法、インスタの動画はEditsで作る、お店のInstagramから予約へつなぐ。
参考にした公式の情報と最終確認
2026年10月に確認した、公式の情報です。画面や決まりは変わることがあるため、実際に使う前に、最新の案内をごらんください。
- TikTok for Business ヘルプ「Commercial Music Library(商用音楽ライブラリ)」…https://ads.tiktok.com/help/article/commercial-music-library
- Instagram ヘルプセンター「Record a reel on Instagram」…https://help.instagram.com/2720958398006062
- 消費者庁「ステルスマーケティングに関するQ&A」…https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/faq/stealth_marketing/
リールの長さの上限、使える音源、アカウントの種類による違いは、機種や版、地域で画面がちがいます。お使いの画面で確かめてください。
一人でやらなくても大丈夫です
どちらから始めるか、どんな動画を撮るかは、お店ごとに答えが変わります。お店のスマホを見ながら、いっしょに決めることもできます。オンラインでも相談できます。袋井市の外へうかがう場合は、交通費をいただきます。初回のご相談は無料です。
料金を見る(税込)初回のご相談は無料
| 内容 | オトスマがやること | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 初回のご相談 | お話をうかがって、合う進め方をお伝えします | 無料 |
| 相談・レクチャー(教える) | やり方を説明します。作るのはお店の方 | 5,000円/1時間 |
| 月々サポート(一緒にやる) | 月2時間、投稿などを一緒に作り、チャットで改善案も | 33,000円/月 |
| 制作サポート(代わりにやる) | 撮影と投稿を月8回以上、オトスマが作ります | 100,000円/月 |
| 設置から運営まで(まるごと) | アカウントの設置から毎月の運営まで | 150,000円/月 |
| 動画編集(素材あり) | お店の写真・動画と文章をお預かりして作ります | 5,000円〜 |
| ロゴアニメーション | 10秒以内・直しは3回まで | 10,000円 |
| アニメーション動画 | 絵や文字を動かして伝える動画 | 10,000円〜 |
| チラシから作る動画(素材あり) | チラシや画像を動かして、見た人の心を動かす動画に | 30秒 7,000円/1分 10,000円 |
| 撮影 | 素材がないときは撮影から(動画とは別に) | 10,000円〜/1時間 |
| 講座(お店・事業者向け、単発2時間) | お店の仲間とまとめて習う | お一人 3,000円 |
| 交通費 | オンライン・袋井市内はかかりません | 菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円 |
毎月のプランは、3か月からのご契約です。くわしい料金は料金のページに、講座の内容は講座・セミナーのページにまとめています。
まずは、LINEで気軽にどうぞ
- いまの画面やお店の資料の写真を送るだけで相談できます
- 初回のご相談は無料。合う進め方と、おおよその金額をお伝えします
- 友だち追加だけでも大丈夫。ブロックはいつでもできます
メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。
