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お客さまの写真・口コミを投稿に載せるとき、許可はどう取る?お店向けの頼み方と文例

お客さまの写真・口コミを投稿に載せるとき、許可はどう取る?お店向けの頼み方と文例

お客さまの写真や口コミをお店の投稿に載せるときは、先に一言、お願いして「いいですよ」をもらうのが基本です。

写真には撮った人の権利があり、顔が写っていれば写っている人の権利もあります。ただ、むずかしい手続きは要りません。LINEやDMで短く頼み、返事を残しておけば、お店の方でも十分に守れます。

この記事を読み終わると:だれの許可が要るかが分かり、そのまま使える頼み方の文例で、今日から動けます。

目次

こまった:こんなこと、ありませんか

  • お客さまが、うちの料理の写真をインスタに上げてくれた。お店の投稿にも載せたいけれど、勝手にしていいのか分からない
  • うれしい口コミをもらった。お店のアカウントで紹介したいが、断りが要るのか迷う
  • 教室やイベントの写真に、お客さまの顔が写っている。載せたいが、聞きにくい
  • 聞いたら断られそうで、結局、載せられないままになっている

お客さまの写真や声は、お店のいちばんの宣伝になります。だからこそ、気持ちよく「どうぞ」と言ってもらえる形で載せたいものです。聞きにくいのは、聞き方を決めていないからです。この記事で、その形をつくりましょう。

わかる:許可が要るのは、3つの「持ち主」

「写真を載せていいか」には、じつは持ち主が3人いることがあります。まず整理します。

持ち主何についての権利か許可をもらう相手
撮った人写真そのものの権利(著作権)。スマホで撮った写真も対象です撮ったお客さま本人
写っている人顔や姿をむやみに公開されない権利(肖像権)写っているお客さま本人。お子さんなら保護者
書いた人口コミやコメントの文章の権利。書いた人が決められる、と考えるのが安全です書いたお客さま本人

写真の権利は、撮った人が持ちます。文化庁の資料でも、写真はスマホで撮ったものを含めて保護の対象で、権利は作った時点で自然に生まれ、登録などは要らないと説明されています。お店の中で撮ったからといって、お店のものになるわけではありません。

顔や姿については、総務省も「ネットやSNSで公開・投稿する場合には、写っている人の許諾が必要になる場合があります」と注意しています。自分の子どもの写真でも本人の気持ちを尊重するよう勧めている、と書かれているくらいです。

ひとことで言うと「撮った人」「写っている人」「書いた人」。この3人のうち、載せたいものに関わる人に、先に一言。これだけで、ほとんどの場面は足ります。

ここは、法律の細かい判断を示す記事ではありません。迷う場面や、もめそうな場面は、弁護士など専門の窓口にご相談ください。著作権のことは、文化庁にも相談窓口があります。

くらべる:載せ方は3通り。許可の重さがちがいます

お客さまの投稿をお店で紹介する方法は、大きく3つあります。どれを選ぶかで、頼み方が変わります。

載せ方どうなる許可
① アプリの「シェア」機能で紹介する(インスタのストーリーズに追加など)元の投稿がカードのように表示され、投稿した人が分かります投稿した人が、シェアを許す設定にしている場合だけ使えます。それでも、ひとこと断りがあると安心です
② 写真をもらって、お店の投稿に載せるお店の写真のように見えます必ず、先に聞いて返事をもらいます
③ 写真を保存して使い回す・加工する(チラシやホームページ、広告にも使う)使う範囲が広がります「どこに使うか」まで伝えて、返事をもらいます

①はアプリが決めた仕組みなので、いちばん気楽です。インスタの公式ヘルプ(英語版)では、他の人の投稿をストーリーズに追加できるのは、相手が公開アカウントで、再シェアを許可している場合とされています。止めたい人は、設定の「シェアとリユース」で切り替えられると案内されています。ただし、画面の名前は機種や版、言語でちがうことがあります。

画面を撮って(スクリーンショット)そのまま載せたり、保存アプリで写真だけ取ったりするのは、①ではありません。②か③の扱いになるので、必ず先に許可をもらってください。インスタの投稿が広がる仕組みはインスタで、お店の投稿が広がるしくみ、リポストなど新しい機能はいまのインスタで、お店が便利になったこと7つで整理しています。

できる:許可をもらう5つの手順

載せる前の5つの手順。載せるものを決める:写真か口コミか、顔が写るか。持ち主を確かめる、使い道を絞る:お店のインスタだけか、チラシにも使うか決める、文章で頼む:LINEかDMで、断りやすい文例を送る、返事を残す:「いいですよ」の画面を撮って、日付と保存する、お礼とお知らせ:載せたことを伝える。取り下げはすぐ応じる
  1. 載せたいものを決める。写真なのか、口コミの文章なのか、顔が写った写真なのか。持ち主はだれかを、前の表で確かめます
  2. 使い道を、一つ決める。「お店のインスタに載せる」だけなのか、「チラシにも使う」のか。広げたくなったら、そのとき改めて聞きます
  3. 文章で頼む。LINEかDMで、次の章の文例を送ります。口頭で頼んだときも、あとで文章に残します
  4. 返事を保存する。「いいですよ」の画面を、スクリーンショットで撮っておきます。お店の「許可メモ」に日付と一緒に貼っておくと、あとで迷いません
  5. 載せたら、お礼とお知らせ。「載せました」と伝えます。取り下げたいと言われたら、すぐに応じます

返事は、「いいですよ」のひとことで十分です。むずかしい書類を作る必要はありません。ただし、頼むときには、何に・どこで・いつまでを、短く伝えます。

そのまま使える:頼み方の文例

お店のようすに合わせて、言葉を直してお使いください。「相手が断りやすい」ことが、いちばん大事です。断れる形にしておくほうが、かえって気持ちよく返事をもらえます。

文例1:お客さまが上げてくれた写真を、お店で紹介したい

〇〇さま、先日はご来店ありがとうございました。素敵なお写真を投稿していただき、スタッフ一同、うれしく拝見しました。もしよろしければ、お店のインスタで、このお写真をご紹介してもよいでしょうか。お名前(アカウント名)も添えて載せます。ご都合が悪ければ、遠慮なくおっしゃってください。

文例2:うれしい口コミを、紹介したい

〇〇さま、あたたかいクチコミをありがとうございました。とても励みになりました。もしよろしければ、いただいた言葉を、お店のインスタ(またはホームページ)でご紹介させていただけませんか。お名前は出さず「ご来店のお客さま」と書くこともできます。お返事は「いいですよ」だけで大丈夫です。

口コミの内容を、お店が直して載せるのは避けましょう。短く切るだけでも、意味が変わることがあります。載せるときは、書かれたとおりに。直したくなったら、それも相談してから進めます。口コミのお願いの仕方はGoogleの口コミを増やす3つのことにもあります。

文例3:お店で撮った写真に、お客さまが写っている

〇〇さま、今日はありがとうございました。先ほどの写真ですが、お店のインスタに載せてもよろしいでしょうか。お顔が写っているので、念のためお聞きしています。「顔が分からないように撮り直す」こともできますので、どうぞ遠慮なくお知らせください。

文例4:お子さんが写っている

〇〇さま、お子さまの楽しそうなご様子を撮らせていただきました。お店のインスタに載せてもよろしいでしょうか。保護者さまのお考えを優先しますので、お断りいただいても大丈夫です。載せる場合も、お名前は出しません。

文例5:その場で口頭で聞くとき

「素敵な笑顔なので、お店のインスタに載せてもいいですか? いやでしたら、そう言ってくださいね。」

口頭でもらった「いいですよ」は、あとで消えてしまいます。帰り際に、LINEなどで「先ほどの件、載せますね」と送り、返事をもらっておくと確かです。

気をつける:載せるときの5つの決まり

  • お名前や場所を出しすぎない。いつ、どこで、だれと来たかが分かると、本人が困ることがあります。「個人情報」の考え方は入れてはいけない個人情報にまとめています
  • 許可の範囲を超えない。インスタに「いい」と言われた写真を、チラシやホームページに使うときは、改めて聞きます
  • お礼に、割引や景品を付けるなら、書き方に注意。お礼を渡して書いてもらった投稿は、宣伝だと分かるようにする必要があります。くわしくはお店のSNSで書いても大丈夫なこと・問題になることへ
  • 取り下げの申し出には、すぐ応じる。理由は聞かなくて大丈夫です。「承知しました、すぐ下げます」だけで済ませます
  • お店の人が撮った写真でも、人の顔には気をつける。背景に、ほかのお客さまが写り込んでいないかを見てから載せます

お店の中に「撮影した写真を、お店のSNSで使うことがあります。お断りの方はお知らせください」と貼っておく方法もあります。ただ、これだけで全員の許可をもらったことにはなりません。目立つ形で貼ったうえで、顔がはっきり写る写真は、やはりひとこと聞いておくと安心です。

ここに注意お客さまの投稿を、お店のアカウントの担当者が一人で判断して載せていませんか。「聞いたか」「返事を残したか」を、スタッフ全員が同じ手順で確かめられるようにしておくと、トラブルを防げます。アカウントの持ち主や引き継ぎについてはお店のアカウント、だれが持っていますかが参考になります。

もう一つ、お店の方によくある悩みが「聞いたら、気をつかわせてしまうのでは」というものです。けれど、先に聞かれて不愉快になる方は多くありません。むしろ、「ちゃんと断ってくれるお店だ」と、信頼につながります。オトスマは、宣伝の上手さよりも、お客さまに安心してもらえる続け方のほうが、長く効くと考えています。

逆に、聞かずに載せて、あとから「やめてほしい」と言われると、お店にもお客さまにも、いやな気持ちが残ります。聞く手間は、その気持ちを防ぐための保険です。文例を保存しておけば、一回あたり1分もかかりません。

投稿の前に、次の3つだけ、声に出して確かめてみてください。「だれの写真・言葉か」「その人に聞いたか」「返事を残したか」。この3つが言えれば、載せて大丈夫です。ひとつでも言えなければ、いったん止まって、聞くところから始めます。あわてて押さない、というのは、SNSの投稿でも同じです。

よくあるご質問

お客さまの投稿に「いいね」やコメントを返すだけなら、許可は要りますか?

「いいね」やコメントは、その投稿のなかでのやり取りなので、許可は要りません。お店の投稿としてほかの場所に載せるときに、許可の話になります。

お店の名前をタグ付けしてくれた投稿は、自由に使っていいですか?

タグ付けは「見てほしい」という気持ちの表れですが、写真を自由に使ってよいという意味とは限りません。アプリのシェア機能で紹介するのはよくても、写真を保存して使うときは、ひとこと聞いてください。

許可をもらったあとで、気が変わったと言われたら?

すぐに下げます。投稿を削除し、ほかの場所に使っていたら、そちらも直します。そのやり取りも、許可メモに残しておくと確かです。

返事がない場合は、載せてもいいですか?

返事がないのは「いいですよ」ではありません。載せずに待つか、数日あけて一度だけやさしく聞き直します。それでも返事がなければ、あきらめるのが安全です。

有名人や、よその会社の写真・ロゴが写っていたら?

有名な人の顔や名前には、商売への使い方を決める別の権利もあるとされています。広告のように使うのは特に避け、迷ったら載せないほうが無難です。判断が必要なときは、専門の窓口に相談してください。

この記事のまとめ

  • 持ち主は3人。撮った人・写っている人・書いた人。関わる人に、先に一言
  • アプリの「シェア」機能は気楽。写真を保存して使うときは、必ず許可をもらう
  • 手順は「決める・使い道を絞る・文章で頼む・返事を残す・お礼」の5つ
  • 頼み方は、断りやすく。口コミは直さず、そのまま載せる
  • 取り下げの申し出には、すぐ応じる。返事がないときは、載せない

次の一歩

全部をいっぺんにやらなくて大丈夫です。まず、次にお客さまの投稿を見つけたときに、文例1を送ってみる。それだけで十分な一歩です。

参考にした公式の情報と最終確認

この記事は、2026年10月に次の公式の情報を確かめて書きました。画面の名前や仕組みは変わることがあるので、実際に使うときは、最新の案内も見てください。

  • 総務省「知っておきたい16のキーワード:肖像権侵害」(https://www.soumu.go.jp/ict-mirai/keyword/portrait-rights-violation/)
  • 文化庁 著作権課「著作権テキスト」、著作権の登録手続き、相談窓口(https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/toroku_seido/)
  • Instagram ヘルプセンター「Share someone’s post from feed to your Instagram story」(https://help.instagram.com/1013375002134043/)
  • Google「定義」(Google利用規約。クチコミ・著作権の用語)(https://policies.google.com/terms/definitions?hl=ja)

肖像権は、法律に細かい決まりが書かれていない権利で、場面によって判断が変わります。個別のトラブルは、弁護士などの専門家にご相談ください。

一人でやらなくても大丈夫です

頼み方の文章を、お店のようすに合わせて一緒に整えることもできます。LINEで、お困りの場面の画面の写真を送っていただければ、次の一手をお返しします。オンラインでも、袋井市のお店への訪問でも対応しています。初回のご相談は無料です。

料金を見る(税込)初回のご相談は無料
内容オトスマがやること料金(税込)
初回のご相談お話をうかがって、合う進め方をお伝えします無料
相談・レクチャー(教える)やり方を説明します。作るのはお店の方5,000円/1時間
月々サポート(一緒にやる)月2時間、投稿などを一緒に作り、チャットで改善案も33,000円/月
制作サポート(代わりにやる)撮影と投稿を月8回以上、オトスマが作ります100,000円/月
設置から運営まで(まるごと)アカウントの設置から毎月の運営まで150,000円/月
動画編集(素材あり)お店の写真・動画と文章をお預かりして作ります5,000円〜
ロゴアニメーション10秒以内・直しは3回まで10,000円
アニメーション動画絵や文字を動かして伝える動画10,000円〜
チラシから作る動画(素材あり)チラシや画像を動かして、見た人の心を動かす動画に30秒 7,000円/1分 10,000円
撮影素材がないときは撮影から(動画とは別に)10,000円〜/1時間
講座(お店・事業者向け、単発2時間)お店の仲間とまとめて習うお一人 3,000円
交通費オンライン・袋井市内はかかりません菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円

毎月のプランは、3か月からのご契約です。くわしい料金は料金のページに、講座の内容は講座・セミナーのページにまとめています。

まずは、LINEで気軽にどうぞ

  • いまの画面やお店の資料の写真を送るだけで相談できます
  • 初回のご相談は無料。合う進め方と、おおよその金額をお伝えします
  • 友だち追加だけでも大丈夫。ブロックはいつでもできます

メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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