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お金やパスワードを送ってしまったとき、最初にすること。連絡先と順番

お金やパスワードを送ってしまったとき、最初にすること。連絡先と順番

お金やパスワードを送ってしまったら、まず相手とのやりとりを止めて、送ったものに合った連絡先へ、早く知らせてください。

お金を振り込んだなら「警察」と「振り込み先の金融機関」、パスワードを教えたなら「そのパスワードを変える」のが最初の一歩です。恥ずかしいことではありません。早いほど、できることが増えます。

この記事を読み終わると:送ってしまったものごとに、だれに・何から連絡するかが分かります。

この記事は「あとから気づいたとき」の記事です。まだ送っていない、迷っている段階なら、先に「これ、押していい?」と思ったらと詐欺メール・変な画面の見分け方をどうぞ。

目次

こまった:「送ってしまった」と気づいたとき

  • 電話やメッセージの相手に言われるまま、お金を振り込んでしまった
  • 「確認のため」と言われて、パスワードや暗証番号を伝えてしまった
  • メールのリンクを開いて、IDとパスワードを入力してしまった
  • コンビニで買ったギフトカードの番号を、相手に教えてしまった

どれも、あなたが悪いのではありません。だます側は、それが仕事の人たちです。落ち着いた人でも、急がされると、うっかり応じてしまうことがあります。

そして、気づいた今が、いちばん早いときです。ここから先を、順番にやっていきましょう。

最初の3分でやること(どの場合も同じ)

  1. 相手とのやりとりを止める。電話は切る。メッセージには返さない。「返金します」「手続きを手伝います」と言われても、応じません。
  2. 画面を写真に撮る。相手の電話番号、メッセージ、振込の画面、届いたメールなどを、スマホのスクリーンショットや写真で残します。あとで警察や金融機関に見せる材料になります。
  3. いつ・何を・いくら送ったかをメモする。思い出せる範囲で十分です。紙でも、スマホのメモでも構いません。

ここに注意相手の連絡先は、消さずに残してください。「恥ずかしいから」と消してしまうと、警察に説明するときの手がかりが減ってしまいます。

オトスマがいつもお伝えしているのは、「あわてて押さない。分からない画面は、押す前に止まる」ということです。送ってしまったあとも同じです。止まって、画面を撮って、順番に進めます。

送ったものによって、連絡先がちがいます

送ってしまったらこの順番で。やりとりを止める:電話は切る。返信はしない、画面を撮って残す:番号・文面・振込画面を写真に、送ったもので分ける:お金・パスワード・カードで連絡先が違う、警察と金融機関へ:#9110か110、振り込み先の銀行にも、パスワードを変える:今のスマホが手元にあるうちに

何を送ったかで、最初に知らせる先が変わります。下の表で、当てはまる行を見てください。2つ以上当てはまるときは、お金に近いものから先に連絡します。

送ったもの最初に連絡する先次にすること
お金を振り込んだ(銀行・ATM・ネットバンキング)警察(お近くの警察署、または相談専用電話 #9110)と、振り込み先の金融機関画面の記録を持って、警察署へ。手続きの案内を受ける
キャッシュカード・暗証番号を渡した、教えた自分の口座のある金融機関(できるだけ早く)と、警察カードの利用を止める手続きについて、金融機関の案内に従う
Apple・Googleなどのパスワードを入力した、教えたそのサービスのパスワードを、自分で変えるほかの場所で同じパスワードを使っていれば、そこも変える
クレジットカードの番号を伝えた、入力したカードの裏面などに書かれたカード会社の連絡先使われていないか、利用明細を確認してもらう
ギフトカードの番号を教えたカードを発行している会社の窓口と、警察相手の連絡先と、カードの番号を控えておく
何をしたらいいか、分からない警察相談専用電話 #9110、または消費者ホットライン 188状況を聞いてもらい、次の窓口を教えてもらう

相談できる窓口と番号

番号は、公式の案内で確かめたものだけを載せます。

窓口番号ひとこと
警察(緊急のとき)110いま目の前で被害が起きている、相手が家に来ている、など
警察相談専用電話#9110「どうしたらいいか」の相談。静岡県では24時間受付(静岡県警察 県警ふれあい相談室)。ダイヤル回線からは 054-254-9110。通話料はかかります
消費者ホットライン188お住まいの地域の消費生活相談窓口につながります。受付の時間は窓口ごとにちがいます

警察署に行くときは、先に電話で「被害の相談で行きたい」と伝えると、話が早く進むことがあります。窓口の受付時間は署によってちがうことがあるので、行く前に確かめてください。

お金を振り込んでしまったとき

お金を振り込んだ場合は、時間が大切です。振り込み先の口座にまだお金が残っていれば、取り戻せる道があるからです。

  1. 警察に連絡する。110番、または#9110。お近くの警察署で被害を伝えます。
  2. 振り込み先の金融機関に連絡する。「だまされて、振り込んでしまった」と伝えます。金融庁も、被害にあったときは「警察」と「振り込み先の金融機関」の両方に連絡するよう案内しています。
  3. 自分の金融機関にも伝える。ネットバンキングやATMで振り込んだなら、その銀行にも相談しておきます。
  4. 手続きの案内を聞き、控えをなくさない。警察で受け取る番号や書類は、あとの申請に使うことがあります。

「被害回復分配金」という仕組み

振り込め詐欺などで使われた口座は、金融機関が調べて、犯罪に使われた疑いがあると判断すると、名義人の権利がなくなることがあります。その口座に残っているお金は、決まった手続きを経て、被害にあった人へ分けて支払われます。これが「被害回復分配金」です(振り込め詐欺救済法という法律にもとづく仕組みです)。

ただし、金融庁の案内では、次のような場合は支払いを受けられないとされています。

  • 犯人が、すでに口座からお金を引き出してしまっていた
  • 申請できる期間のうちに、申請しなかった
  • 口座に残っているお金が、1,000円未満だった
  • 被害者が何人もいて、残高が足りない(この場合は、残高を被害額で分けた金額になり、全額は戻らないことがあります)

支払いまでには、少なくとも半年以上かかるのが一般的だそうです。だからこそ、気づいたその日に連絡することが大切です。

ここに注意「お金を返します」「手続きの手数料を先に払ってください」という電話やメッセージは、二度目の詐欺のことがあります。本物の手続きは、警察や金融機関から案内されます。自分から言い出す相手には応じないでください。

パスワード・暗証番号・カード番号を教えてしまったとき

お金を送っていなくても、パスワードを教えると、アカウントを乗っ取られることがあります。スマホの中のメール、写真、お金に関わるアプリにまで広がるので、早めに「鍵」を変えておきます。

Appleアカウント(iPhone)のパスワードを変える

  1. iPhoneの「設定」を開き、いちばん上の自分の名前を押す
  2. 「サインインとセキュリティ」を押し、「パスワードの変更」を選ぶ
  3. 画面の案内に従って、新しいパスワードを決める
  4. 他の機器からサインアウトするかを聞かれたら、心あたりのない機器があるときは、サインアウトする方を選ぶ

機種や版で、画面の名前や並び方がちがいます。見つからないときは、Appleサポートの「Appleアカウント」のページで確かめてください。

Googleアカウント(Android)のパスワードを変える

  1. Googleから「不審なログインがありました」という通知が届いていたら、心当たりがない場合は「いいえ、アカウントを保護します」を選ぶ
  2. 案内に従って、新しいパスワードに変える。前に使ったことのないものにする
  3. 「セキュリティ診断」で、ログイン中の端末や、再設定用の電話番号・メールアドレスが、自分のものか確かめる
  4. Gmailの「転送」の設定に、知らない宛先が入っていないか確かめる

Googleの案内では、パスワードを変えると、本人確認に使った端末など一部を除いて、ほかの端末ではログアウトされます。それでも、再設定用の情報が書きかえられていないかは、必ず見てください。

パスワードの決め方と、使い回しをやめる

同じパスワードを複数の場所で使っていると、1つ知られただけで、ほかも危なくなります。新しいパスワードは、ほかで使っていないものにします。決めたら、紙に書いて家の決まった場所にしまっておくのが確実です。IDとパスワードの整理と、アカウントの持ち主の決まりも参考になります。

さらに、パスワードのほかに「確認の番号」をひとつ足す2段階認証や、パスキーがあります。くわしくはパスワードだけで大丈夫?2段階認証・パスキーと復旧の備えへ。GoogleとAppleのアカウントの役目は、こちらで整理しています。

暗証番号・クレジットカード・ギフトカードを教えたとき

  • キャッシュカードの暗証番号を教えた、カードを渡した:自分の口座のある金融機関へ、できるだけ早く連絡します。警察にも伝えます。
  • クレジットカードの番号を伝えた:カードの裏面などに書かれたカード会社の連絡先へ。使われた覚えのない請求がないか、明細を見てもらいます。
  • ギフトカードの番号を教えた:使われる前なら止められることもありますが、できるかどうかは会社によってちがいます。カードを発行している会社の窓口に、早く連絡してください。

ここに注意本物の会社や役所が、電話やメッセージで暗証番号やパスワードを聞くことはありません。教えてほしいと言われたら、それだけで疑ってください。くわしくは入れてはいけない個人情報へ。

ご家族が気づいたときは、責めない

ご家族が被害にあったと分かったとき、最初の言葉が「どうして?」だと、本人は話せなくなってしまいます。連絡が遅れるほど、取り戻せる道は細くなります。まず「教えてくれてありがとう」と受けとめて、いっしょに画面の写真を撮り、窓口に連絡してください。

家族に聞く前に、聞きたいことをメモしておくと、お互いに楽です。「いつ・どこで・何をしたか」の3つで十分です。

よくあるご質問

相手から、まだ連絡が来ています。どうすればいいですか。

返事をせず、電話にも出ないでください。連絡の記録は消さずに残して、警察に見せます。しつこいときは、知らない番号を止める設定もあります。知らない番号からの電話を止める設定を見てください。

お金が戻ってくる可能性はありますか。

口座にお金が残っていれば、被害回復分配金という仕組みで、一部または全部が戻ることがあります。ただし、犯人がすでに引き出していたら受けられません。戻る金額は、事案ごとに変わるので、お約束はできません。

警察に行くのが恥ずかしいです。

警察や金融機関には、同じ相談がたくさん寄せられています。恥ずかしいことではありません。話しにくければ、先に#9110で相談することもできます。

パスワードを変えたら、スマホが使えなくなりませんか。

変えたあと、他の機器やアプリで入力し直すことがあります。新しいパスワードを紙に書いてから変えてください。今のスマホが手元にあるうちに変えるのが安心です。

どの窓口に電話すればいいか、決められません。

迷ったら、#9110か188に電話して、状況を話してください。何を送ったか、いつのことかを伝えると、次の窓口を教えてもらえます。

この記事のまとめ

  • 送ってしまったら、やりとりを止めて、画面を写真に撮り、メモを残す
  • お金を振り込んだなら、警察と振り込み先の金融機関へ、すぐ連絡する
  • パスワードを教えたなら、自分でそのパスワードを変える
  • カードの番号は、カード会社や発行元へ。暗証番号は金融機関へ
  • 「返金します」は二度目の詐欺のことがある
  • 迷ったら、#9110か188に相談する

次の一歩

この記事を、ご家族やお友だちにもLINEで送ってあげてください。「もしものとき」の連絡先を、先に知っておくだけで違います。

参考にした公式の情報と最終確認

上の情報は、2026年10月に確かめました。受付時間、画面の名前、手続きは変わることがあります。行く前、押す前に、公式のページで最終確認してください。

一人でやらなくても大丈夫です

送ってしまったあとは、どれから手をつけていいか分からなくなります。「どのパスワードを変えるか」「画面のどこを押すか」の整理でしたら、画面の写真をLINEで送ってください。次に押す場所をお返しします。ただし、パスワードそのものは写さず、送らないでください。お金や被害の手続きは、警察と金融機関が窓口です。

料金を見る(税込)初回のご相談は無料
内容料金(税込)
初回のご相談無料
個別レクチャー(設定・使い方を、となりで一緒に)5,000円/1時間
講座(地域・シニアの方向け、単発2時間)お一人 2,000円
交通費オンライン・袋井市内はかかりません
菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円

くわしい料金は料金のページにまとめています。お見積りには、何がいくつ入るかを書き、あとから「別料金です」とならないようにしています。

まずは、LINEで気軽にどうぞ

  • スマホの画面の写真を送るだけで、次に押す場所をお返しします
  • 初回のご相談は無料です
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メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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