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AIに何を頼めばいいのか。目的・背景・制約・出力の4つ

AIに何を頼めばいいのか。目的・背景・制約・出力の4つ

AIに聞いても、あたりさわりのない答えしか返ってこない。それは、頼み方が足りないだけです。入れるのは4つ。目的・背景・制約・出力。これだけで、別のものが出てきます。AIへの頼み方(プロンプト)は、目的・背景・制約・出力の4つを書けば、どこにでもある答えが、あなた向けの答えに変わります。

相談に来られた方

ご相談の方

AIに「インスタの文章を書いて」と頼んだら、なんだか他人事みたいな文が出てきました。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

当たり前なんです。AIは、あなたのお店を知りませんから。

相談に来られた方

ご相談の方

教えていいんですか。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

教えてください。教えるほど、良くなります。

目次

この記事で分かること

  • AIと検索は、何が違うのか
  • 「いい感じに書いて」でうまくいかない理由
  • AIに渡すべき4つのこと
  • 実際の頼み方と、続けての頼み方(そのまま使える例つき)
  • 文字を打たずに、声や写真で頼む方法
  • 答えの確かめ方と、入れてはいけない情報

まず、作ってみてください

説明より先に、触ってみてください。下の空らんを埋めるだけで、AIにそのまま渡せる文ができあがります。

分からないところは、飛ばして構いません。なぜこの4つを書くのかは、このあとで説明します。

タブで、「スマホ・パソコンのこと」か「お店のこと」を選んでください。中身が切り替わります。

下の空らんを埋めると、AIにそのまま渡せる文ができあがります。
まずは「かんたん」から試してみてください。

くわしさ

聞くことは最小限です。足りないことは、AIのほうから聞いてくれます。

分かることだけ選んでください。機種や設定の名前は聞きません。分からないことは、AIのほうから順番に聞いてくれます。

1

ここに注意できあがった文は、そのまま使わずに一度読んでください。おかしなところがあれば、直してから渡します。それだけで結果が変わります。

そもそも、AIは検索と何が違うのか

ここを知っておくと、あとの話がすっと入ります。検索とAIは、似ているようで、やっていることがまったく違います。

検索(Googleなど)AI(ChatGPTなど)
やっていること答えが書いてあるページを探してくる質問に合わせて文章をその場で作る
入れる言葉短い単語(「袋井 お茶 おいしい」)ふだんの話し言葉。長くてもいい
得意なことお店の場所、営業時間、新しいニュース文章を書く、言いかえる、案を出す、相談にのる
苦手なこと「うちの店に合う文章」を作ること正しいかどうかの保証。もっともらしい間違いを言う

検索は「探す道具」、AIは「一緒に考えて書いてくれる相手」です。

だから頼み方も変わります。検索では言葉を短く削りますが、AIには人に相談するときと同じように、事情から話します。この記事で説明する4つは、その「事情の話し方」です。

ここに注意最近は、検索の画面にAIの答えが出てくるようになりました(GoogleのAIモードなど)。便利ですが、中身はAIです。もっともらしい間違いが混ざることがある点は同じです。

なぜ「いい感じに」では出てこないのか

AIは、たくさんの文章からことばの使い方を学んでいます。だから、いろいろな文が書けます。

でも、あなたのお店のことは、ひとつも知りません。

何も教えずに頼むと、AIは「日本中のお店の平均」で答えます。だから、どこにでもある文章が出てくるのです。

出てきた文章がつまらないのは、AIのせいではなく、教えていないからです。

逆に言えば、教えればいいだけです。むずかしい言葉も、特別な技術も要りません。

渡すのは、この4つです

AIに渡すのはこの4つ。和菓子店でお知らせを書いてもらう例。目的:平日の午後にお客さんに来てほしい。背景:袋井の和菓子店で、お客さまは60代が中心。制約:カタカナ語と大げさな言い方は使わない。出力:インスタ用に3行で3つの案
  • 目的 何のために使うのか
  • 背景 自分のこと、お店のこと
  • 制約 やってほしくないこと
  • 出力 どんな形で出してほしいか

目的 何のために使うのか

いちばん大事なところです。そして、いちばん飛ばされるところです。

目的が変わると、出てくる文章がまるごと変わります

同じ「新茶の投稿を書いて」でも、目的しだいで別のものが出てきます。

  • 今週中にお店に来てほしい → 「今週いっぱいです」「お店でお待ちしています」と、期限と場所が入った文章
  • 新茶のおいしさを知ってほしい → 「今年は寒さで摘み取りが遅れ、その分うまみが濃い」と、味の話が中心の文章
  • 去年買った方に、また買ってほしい → 「昨年もありがとうございました」から始まる、常連さん向けの文章

3つとも、まったく別の文章になります。

目的を書かないと、AIはこの3つの真ん中をとった、ぼんやりした文章を出します。

書き方は、空らんを埋めるだけです

「誰に、何をしてほしいか」と言われても、急には出てきません。この形に当てはめてください。

【目的】
 _____(誰に)に、
 _____(何を)を伝えて、
 _____(どうしてほしい)してほしい。

埋めると、こうなります。

【目的】
 はじめて来る方に、
 駐車場が3台あることを伝えて、
 安心して来てほしい。

これだけで、AIの答えが変わります。1行でかまいません。

「集客したい」は、目的になりません

いちばん多い間違いです。相手が出てこないからです。

これでは足りないこう書く
集客したい20〜30代に、若い人も入っていい店だと知ってもらいたい
売上を上げたいいつものお客様に、まとめ買いのほうが得だと知ってほしい
認知度を上げたい隣の市の人に、袋井まで来る価値があると思ってほしい
SNSを頑張りたい通りがかりの人に、何の店か分かるようにしたい

「〜したい」で終わっているものは、だいたい目的になっていません。自分の願いであって、相手の話になっていないからです。

業種別の例

  • 呉服店  着物を持っている方に、直しも受けていると伝えて、タンスから出してきてほしい
  • 製茶   ふだん緑茶を飲まない方に、水出しなら簡単だと伝えて、夏に試してほしい
  • お寺   檀家さん以外の方に、いつでも参拝できると伝えて、気軽に立ち寄ってほしい
  • 教室   一度やめた方に、また通えると伝えて、戻ってきてほしい

目的が決まらないときはそれを正直に書いてください。「まだ目的が決まっていないので、一緒に考えてほしい」と書けば、AIは目的を考える手伝いをしてくれます。ここで止まらないでください。

目的が変わると文章がまるごと変わる。目的を書かないと、ぼんやりした文章になる。今週来てほしい、おいしさを知ってほしい、また買ってほしい、で別々の文章になる

背景 自分のこと、お店のこと

ここがいちばん効きます。そして、いちばん手を抜かれるところです。

遠慮は要りません。たくさん入れてください。多いほど良くなります。

入れるといいこと

  • 業種と、やっていること(例:呉服店。着付け教室もやっている)
  • 場所(例:静岡県袋井市。駅から歩いて10分)
  • いつからやっているか(例:祖父の代から60年)
  • どんなお客様が多いか(例:60代以上の女性。常連さんが8割)
  • 値段の感じ(例:ふだん着の着物が中心。高級店ではない)
  • 自分の強み(例:直しを自分の店でできる)
  • 弱み・困っていること(例:新しいお客様が来ない)
  • いまの状況(例:来月、蔵出し市をやる)
  • 過去にやって、だめだったこと(例:チラシを配ったが反応がなかった)

ここに注意「そんなことまで書いていいのか」と思うことほど、効きます。とくに弱みと、過去の失敗です。それを知っているAIは、同じ失敗を避けた案を出します。

長くても、嫌がられません

人に頼むときは、長い説明は迷惑です。でもAIは違います。長くても大丈夫です。人とちがって、AIは面倒がりません。ただ、やりとりがとても長くなると、最初に伝えたことを取りこぼすことがあります。

10行でも20行でも構いません。箇条書きで並べるだけで十分です。文章として整える必要もありません。

一度書いたら、保存して使い回す

これが実務のコツです。毎回いちから書くと、面倒になってやめてしまいます。

お店の背景を書いたメモを、スマホのメモ帳に1つ作ってください。次からは、それを貼り付けて、目的だけ書き換えます。

スマホには、最初からメモのアプリが入っています。iPhoneなら「メモ」、Androidなら「Keep メモ」のことが多いです。どちらでも構いません。

題名は「AIに渡す:お店のこと」のように、あとで探しやすい名前にします。中身は、この形で十分です。

【背景】AIに渡す:お店のこと
・業種と場所:
・いつから:
・お客様:
・値段の感じ:
・強み:
・困っていること:
・前にやって、だめだったこと:

使うときは、このメモを開いて長押し →「すべて選択」→「コピー」。AIの入力らんに貼り付けて、その下に【目的】を書き足します。

目的も、よく使うものはメモに残しておくと便利です。「新商品のお知らせ用」「お休みのお知らせ用」のように分けておけば、選んで貼るだけになります。

1回作れば、ずっと使えます。10分かけて作る価値があります。

背景に入れるといいこと。業種とやっていること、どんなお客さまが多いか、強みと困っていること、いまの状況とだめだったこと。一度書いたらメモに保存して使い回す

制約 やってほしくないこと

AIは、放っておくと大げさに書きます。横文字も多く使います。そのままでは、お店の言葉になりません。

だから、先に「これはしないで」と伝えます。

よく使う制約

  • カタカナ語(横文字)を使わないでください
  • 大げさな表現を使わないでください(「最高の」「究極の」など)
  • 絵文字を使わないでください
  • 値引きやお得さを前面に出さないでください
  • 他のお店と比べる書き方をしないでください
  • 事実でないことを書かないでください
  • 「ぜひ」「ぜひとも」を使わないでください

最後のひとつは、実際に使ってみると効果が分かります。AIは「ぜひお越しください」をよく入れてきます。

コツは「具体的に」

「自然な感じで」では伝わりません。何がだめなのかを、はっきり書きます。

  • ❌ かたくならないように
  • ⭕️ 「弊社」「貴店」を使わず、「うち」「お店」と書いてください

禁止したいことが思いつかないときは、一度出させてから「この表現はやめてください」と足していけば大丈夫です。

よく使う制約。カタカナ語を使わない、大げさな言い方をしない、絵文字を使わない、「ぜひ」を使わない、事実でないことを書かない

出力 どんな形で出してほしいか

ここを書かないと、AIは勝手に長い文章を返してきます。使う場所に合わせて、形を決めてください。

指定できること

  • 長さ 200文字以内で/3行で
  • 形 箇条書きで/表にして/文章で
  • 数 3案出してください
  • 口調 お客様に話しかけるように/ていねいに、でも固くなく
  • 使う場所 インスタの投稿文として/LINEで送る文章として
  • 読む人 60代の女性が読むつもりで

ここに注意「3案出してください」は、とくにおすすめです。1案だけだと、それが良いのか悪いのか判断できません。3つ並ぶと、自分の好みがはっきりします。選ぶほうが、直すより早いです。

出てきたものが気に入らなければ、「2番目の案を、もう少し短く」のように続けて頼めます。1回で完璧を目指さなくて大丈夫です。

出力で指定できること。長さ(200文字以内・3行)、形(箇条書き・表・文章)、数(3案出してください)、口調・使う場所・読む人

実際に、こう書きます

よくある頼み方

インスタの投稿を書いて

これで出てくるのは、どのお店でも使える、つまりどのお店でもない文章です。

4つを入れた頼み方

【目的】
新茶が入ったことを知らせて、今週中にお店に来てもらいたい。

【背景】
・静岡県袋井市の製茶店。祖父の代から60年やっている。
・お客様は60代以上が中心。常連さんが8割。
・ふだん飲みのお茶が中心で、高級店ではない。
・自分で茶畑を持っていて、そこから摘んだ茶葉を使っている。
・新しいお客様が来ないのが悩み。
・去年チラシを配ったが、ほとんど反応がなかった。
・今年の新茶は、寒さのせいで例年より少し遅く、その分うまみが濃い。

【制約】
・カタカナ語を使わないでください。
・「最高の」「究極の」のような大げさな表現は使わないでください。
・「ぜひ」を使わないでください。
・値引きの話は入れないでください。

【出力】
・インスタの投稿文として、200文字以内。
・3案出してください。
・60代の方が読むつもりで、やさしい言葉で。

長いと感じたと思います。でも【背景】は一度書けば、次から貼り付けるだけです。毎回書くのは【目的】だけになります。

出てきたら、続けて頼みます

AIとのやりとりは、一回で終わりではありません。出てきたものを見て、「ここをこうして」と続けて言えます。人に頼むのと同じです。

1回目の答えは「たたき台」です。2回目、3回目で良くなっていきます。

そのまま使える、続けての頼み方

したいことこう言います
短くしたいもう少し短くしてください。100文字くらいで。
やさしくしたい70代の方にも分かる言葉に直してください。
気に入った案を育てたい2番目の案をもとに、もう少し明るい感じにしてください。
別の案がほしいまったく違う方向の案を、3つ出してください。
理由を知りたいなぜこの書き方にしたのか、教えてください。
守られていない「ぜひ」は使わないでとお願いしましたが、入っています。直してください。

言いなおしても、AIは嫌な顔をしません。何回頼んでも大丈夫です。ただ、無料版には使える量の上限があるので、上限が来たら時間をおいてください。

話がこじれたらやりとりが長くなると、話がかみ合わなくなることがあります。そのときは新しい会話を始めて、最初から4つを渡しなおしてください。そのほうが早く片づきます。

最近のAIは、ざっくり聞いても答えてくれます

正直に言います。いまのAI(ChatGPTやClaudeなど)は、「インスタの投稿を書いて」だけでも、それなりのものを返してきます。数年前とは別物です。

では、4つを書く意味はなくなったのか。そんなことはありません。ただし、理由が変わりました。

以前いま
なぜ丁寧に書くのかAIが理解できないからAIがあなたを知らないから
ざっくり聞くと見当違いの答えそれなりの答え。ただしどこにでもある答え
いちばん効くもの言い方・書き方渡した情報の量

AIがどれだけ賢くなっても、あなたのお店の駐車場が3台あることは知りません。去年チラシを配って反応がなかったことも知りません。

AIが賢くなるほど、差がつくのは「渡した情報の量」です。

だから、4つのうち省いていいものと、省けないものがあります。

  • 背景 省けません。書かなければ、この世に存在しない情報です
  • 目的 省けません。相手が誰かで、文章がまるごと変わります
  • 制約 ある程度は省けます。出てきたものを見てから足しても間に合います
  • 出力 ある程度は省けます。「もう少し短く」とあとから言えます

急ぐときは【目的】と【背景】の2つだけでも構いません。それだけで、ざっくり聞いたときとは別のものが返ってきます。

ここに注意最近のAIは、話した内容を覚えておいてくれる機能も増えてきました。使うほど、あなた向けの答えになっていきます。便利ですが、覚えさせる情報には気をつける必要があります。くわしくはAIは、あなたのことを覚えてくれますにまとめました。

文字を打たなくても、頼めます

スマホで長い文章を打つのは大変です。打たなくていい方法が2つあります。

声で話す

AIの入力らんの近くに、マイクの形のボタンがあります。押して、話しかけるだけです。話した言葉が、そのまま文字になります。

うまく言えなくても大丈夫です。「えーと」が入っても、AIはちゃんと読み取ります。人に電話で相談するつもりで、事情から話してください。

写真を見せる

スマホに見たことのない画面が出たとき。言葉で説明しようとしなくていいです。その画面を写真にして、AIに見せてください。

(画面の写真を付けて)
スマホにこの画面が出ました。
何のことか、やさしく教えてください。
押してもいいものかどうかも、教えてください。

画面をそのまま写真にする機能を「スクリーンショット」といいます。撮り方は機種によって違います。分からなければ、別のスマホやカメラで画面を撮っても十分に伝わります。

お店の方なら、商品の写真やチラシを見せて「これの紹介文を書いてください」と頼むこともできます。

ここに注意写真を見せる前に、名前・電話番号・住所・カードの番号が写っていないか確かめてください。写っていたら、その部分を切り取るか、塗りつぶしてから見せます。

答えは、最後に自分で確かめます

AIには、大きな弱点がひとつあります。知らないことでも、知っているような顔で答えてしまうことです。これを「ハルシネーション」と呼びます。まちがいを、自信たっぷりに言います。

使っていて、とくに危ないと感じるのは次の2つです。

  • 専門的なこと 法律、税金、薬、機械のこまかい設定など
  • その会社・そのお店だけのこと 営業時間、料金、住所、代表者の名前など

どちらも、AIが元にしている文章の中にほとんど出てこない情報です。知らないのに、それらしい数字や名前を作ってしまいます。

AIの答えは「物知りな知人の意見」くらいに受け取ってください。大事なことは、必ず元を確かめます。

確かめ方

  • 数字・日付・値段・名前は、公式のページや本人に確認する
  • AIに「その情報は、どこに書いてありますか」と聞く。はっきり答えられないときは疑う
  • お店の文章なら、自分のお店について書かれたところを一つずつ読んで確かめる

上の練習フォームの「お店のこと」で作った文には、「自信がないところは、そう書いてください」というお願いが最初から入っています。これを入れておくと、AIが「ここは確認してください」と教えてくれるようになります。

くわしくは「AIは平気で嘘をつきます」の記事にまとめています。

AIに入れてはいけない情報

背景はたくさん入れてよい、とお伝えしました。ただし例外があります。

  • お客様の名前、住所、電話番号 他人の情報を勝手に渡さない
  • 従業員の個人情報 同じ理由です
  • クレジットカードや口座の番号 絶対に入れない
  • まだ公表していない価格や計画 外に出ても困らないことだけにする

入れた情報がどう扱われるかは、使うサービスや設定によって変わります。「外に出ても困らないことだけ入れる」と決めておけば、迷いません。

自分のお店のことは、どんどん書いて大丈夫です。他人のことだけ、気をつけてください。

4つを使いこなすために背景は、メモに書いておく → スマホのメモに「わたしのこと」を書いておく
AIに覚えてもらう → AIは、あなたのことを覚えてくれます
答えをもらうより、相談する → AIに相談するなら、反対意見も言ってくれる相手を

よくあるご質問

毎回こんなに長く書くのは大変では?

【背景】だけ、スマホのメモ帳に保存してください。

次からは、それを貼り付けて【目的】を書き換えるだけです。2回目からは1分で終わります。

無料のAIでも同じようにできますか?

できます。この4つの書き方は、どのAIでも同じです。

ただし、長い文章を覚えていられる量や、答えの深さには違いがあります。くわしくは有料版と無料版の違いの記事をどうぞ。

出てきた文章を、そのまま使っていいですか?

やめてください。必ず読んで、直してください。

AIは、事実でないことを平気で書くことがあります。値段、日付、産地、歴史。こういうところは必ず自分で確かめてください。

くわしくはAIは平気で嘘をつきます。とくに危ない4つの場面で説明しています。

うまくいかないときは、どこを直せばいいですか?

たいてい【背景】が足りていません。

「どこにでもある文章だな」と感じたら、背景を3行足してみてください。とくに弱みと、過去にだめだったことを足すと変わります。

AIに敬語で頼んだほうがいいですか?

大きな差はありません。

ただ、ていねいに書くと自分の頭の中が整理されます。そちらの効果のほうが大きいかもしれません。

どのAIを使えばいいですか?

はじめてなら、GoogleのAIモードがいちばん手軽です。いつもの検索の画面から使えて、登録も要りません。

慣れてきたら、ChatGPT・Claude・Geminiのどれかを試してください。この記事の書き方は、どれでも同じように効きます。使ってみて「話しやすい」と感じたものを選んで大丈夫です。

スマホだけで使えますか? アプリは必要ですか?

スマホだけで使えます。GoogleのAIモードは、いつものGoogleの検索から使えます。

ChatGPT・Claude・Geminiには、それぞれスマホ用のアプリがあります。アプリにすると、声で話すボタンや写真を見せるボタンが使いやすくなります。

入れるときは、作っている会社の名前(ChatGPTはOpenAI、ClaudeはAnthropic、GeminiはGoogle)を確かめてください。よく似た名前の、別のアプリがあります。

同じことを聞いても、毎回ちがう答えが出ます。おかしいですか?

おかしくありません。AIは毎回その場で文章を作り直しているからです。検索のように、決まったページを見せているのではありません。

気に入った答えが出たら、その場でコピーして、メモに保存してください。あとで同じものは出てきません。

結果:できたか、確かめる

こうなっていれば、できています。

  • 4つ(目的・背景・制約・出力)を入れて、1回頼んだ
  • 背景をメモに保存した
  • 1回目の答えに「もう少し短く」などと、続けて頼んだ
  • 答えの中の数字や名前を、自分で確かめた

それでも迷ったら:4つを入れる前と後の答えを並べて見てください。ちがいが分かれば、もう使いこなせています。

この記事のまとめ

  • 目的 「誰に」「何をしてほしいか」まで書く
  • 背景 自分のこと、お店のことをたくさん。多いほど良くなる。弱みと失敗も書く
  • 制約 やってほしくないことを具体的に。「自然に」ではなく「横文字を使わない」
  • 出力 長さ・形・数・口調を決める。「3案出して」が便利
  • 背景はメモに保存して使い回す。2回目からは1分
  • 1回目の答えは、たたき台。「もう少し短く」のように続けて頼む
  • 打つのが大変なら、声で話す。困った画面は、写真にして見せる
  • 数字・日付・名前・お店のことは、最後に自分で確かめる
  • 他人の情報は入れない。自分のお店のことは、どんどん入れてよい

次に読んでほしい記事

頼み方が分かったら、次はその答えを信じていいのかという話です。

AIは、本当のような顔をして、平気で嘘を書きます。それを知らずに使うと、お店の信用にかかわります。AIは平気で嘘をつきますを、必ず読んでください。

一人でやらなくても大丈夫です

読んでもうまくいかないときは、聞いてください。責めたりしません。オンラインでもお手伝いできます。お店までうかがうこともできます(袋井市の外は、交通費をいただきます)。初回のご相談は無料です。

料金を見る(税込)初回のご相談は無料
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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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