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「ウイルスに感染」は偽の警告です。見分け方と、その場での閉じ方

「ウイルスに感染」は偽の警告です。見分け方と、その場での閉じ方

スマホやパソコンに突然出る「ウイルスに感染しました」「容量がいっぱいです」は、ほとんどが偽の警告です。画面が出ただけなら、感染してはいません。

出てきた電話番号には電話せず、ボタンも押さずに、画面を閉じます。閉じ方は、スマホでもパソコンでも、この記事の手順どおりです。

この記事を読み終わると:本物と偽物の見分け方と、その場での閉じ方、もし押してしまったときの順番が分かります。

ご相談の方の、困った表情

ご相談の方

ネットを見ていたら、急に「ウイルスに感染」と赤い画面が出て、音まで鳴りました。壊れたのでしょうか。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

壊れてはいません。まず、何も押さずに止まってください。順番に見ていきましょう。

※よくいただくご相談をもとにした会話です。

目次

こまった:こんな画面が出ていませんか

  • 「ウイルスに感染しています」「3個のウイルスを検出」と大きく出た
  • 「容量がいっぱいです」「バッテリーが損傷しています」と出た
  • 画面に電話番号が出ていて、「今すぐ電話してください」と書いてある
  • 警告音が鳴る、画面いっぱいに広がって閉じられない

どれも、あなたの使い方が悪かったわけではありません。ふつうにネットを見ているだけで、出会うことがあります。

こういう画面は、急がせて、あわてさせるように作られています。まこがいつもお伝えしているのは、あわてて押さない。分からない画面は、押す前に止まるということです。これだけで、被害の入り口はほとんど閉じます。

わかる:画面が出ただけでは、感染していません

画面が出たらこの順に止まる。まず、押さない:ボタンも電話番号も触らず、手を止めます、画面の写真を撮る:何が出たかだけ撮る。番号は入力しない、タブを閉じる:タブの一覧から×。パソコンはESC長押し、また出るなら見直す:通知の許可と、Safariの履歴を確かめる、押したら相談する:お金は払わず、IPAや消費生活センターへ

この手口は「偽セキュリティ警告」や「サポート詐欺」と呼ばれます。国の機関のIPA(情報処理推進機構)は、画面が表示されただけなら感染しておらず、偽の警告画面を閉じるだけで問題ないと案内しています。(2026年10月に確認)

本物のセキュリティの知らせは、スマホやパソコンの会社、または自分で入れたセキュリティのアプリが出します。ネットを見ている最中に、サイトの上に突然出てくる赤い画面は、そのサイトが作った「画面の形をした広告」のようなものです。

本物と偽物の見分け方

見るところ偽の警告のことが多い本物のことが多い
出るときネットを見ている最中に、突然出る自分で入れたセキュリティのアプリや、スマホの設定の画面から出る
電話番号画面に「今すぐ電話を」と大きく出る画面の警告で、電話をかけさせることはほとんどない
ことば「危険」「感染」「今すぐ」など、急がせる落ち着いた言い方で、あとで確かめられる
音や動き警告音、画面が震える、閉じるボタンが効かないふつうは音を鳴らし続けない
お金サポート料、ソフトの購入、ギフトカードを求める画面の警告から急にお金を求めない

表は目安です。ひとつでも当てはまれば、押さずに止まってください。迷ったら、「これ、押していい?」と思ったらの3つの質問も使えます。

ひとことで言うと「急がせて、電話させたり、お金を払わせたりする画面」は、偽物です。本物の会社は、画面からいきなり電話もお金も求めません。

「容量がいっぱいです」「バッテリーが傷んでいます」も同じ仲間です。本物の容量やバッテリーの状態は、スマホの「設定」の中で、自分で見られます。ネットの画面に出た数字や言葉をそのまま信じる必要はありません。「3個のウイルス」のように数字を出すのも、本物らしく見せるための工夫のひとつです。

見た目が、スマホの会社やセキュリティ会社のロゴに似せてあることもあります。ロゴがあるから本物、とは言えません。見分けるときは、見た目よりも「いつ、どこから出たか」「何をさせようとしているか」を見てください。

なぜ、電話をさせたがるのか

電話をかけると、相手が「ウイルスを消してあげます」と言って、パソコンを遠隔操作して、有料のサポート契約や支払いへ導く手口があります。IPAも、表示された番号に電話をかけないよう注意を呼びかけています。

画面の番号は、会社の本当の窓口ではありません。電話をかけた時点から、相手のペースになります。だから番号は見ても、かけない。これが一番大事です。

できる:その場での閉じ方

まず、画面のどこも押さないでください。「閉じる」「OK」「キャンセル」と書かれたボタンも、押すと別の画面へ進むことがあります。機種やアプリの版で画面がちがいますので、近いものを選んでください。

iPhone(Safari)の場合

  1. 警告の中のボタンや電話番号は押しません
  2. 画面の右下(または下の端)にある、タブの形のボタンを押します
  3. 警告が出ているタブの「×」を押して、閉じます
  4. ほかのタブに怪しいものが残っていないか見て、あれば同じように閉じます

Androidの場合(Chromeなど)

  1. 警告の中のボタンや電話番号は押しません
  2. ブラウザのタブの一覧(四角に数字が入ったボタン)を開きます
  3. 警告が出ているタブの「×」を押して、閉じます
  4. 閉じられないときは、スマホの「最近使ったアプリ」の画面から、ブラウザを上へ払って終わらせます

パソコンの場合

画面いっぱいに広がって閉じられないときは、IPAの案内では、キーボードのESCキーを長押しします。ブラウザを閉じるボタンが出てきます。効かないときは、警告の画面の中を一度クリックしてから、もう一度ESCキーを長押しします。タブレットの場合は、画面のどこかを長く押すと、上のまん中に×が出てくる、と案内されています。

IPAには、偽の警告を疑似的に表示して、閉じ方を練習できる体験サイトがあります。ただし、パソコン用で、スマホでは体験できません。

ここに注意閉じる前に、画面の写真(スクリーンショット)を撮っておくと、あとで相談するときに役立ちます。ただし、撮るのは「何が出たか」だけです。電話番号にはかけず、パスワードや番号は絶対に入力しないでください。

結果:閉じても出るとき、押してしまったとき

閉じても、また同じ画面が出るとき

ブラウザを閉じて開きなおしても出る場合は、そのサイトに「通知」を許してしまっている、または記録が残っていることがあります。次の2つを試してください。

  1. 通知を止める…AndroidのChromeでは、サイトの設定にある「通知」から、身に覚えのないサイトをブロックにします。画面の名前は機種や版でちがうことがあります
  2. 履歴を消す(iPhone)…「設定」→「アプリ」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」を押して、期間を選んで消去します。古いiOSでは「アプリ」がなく、「設定」→「Safari」のことがあります

履歴を消すと、サイトにログインしていた状態が解除されることがあります。パスワードが分かるかを確かめてから行うと安心です。ログインの備えは、2段階認証・パスキーの記事が参考になります。

電話をかけてしまった・ボタンを押してしまったとき

責めないでください。あわてるように作られた画面です。次の順に、落ち着いて進めましょう。

  1. 電話を切る…折り返しの電話にも出ません
  2. お金は払わない…支払いのコードやカードの番号は伝えません。もう払ってしまった場合は、お住まいの地域の消費生活センターと、支払い先の会社に連絡します
  3. 遠隔操作を許していたら…パソコンの電源やネットの線を切って、操作を止めます。そのあと、相手に教えたパスワードを、別の機器から変えます
  4. 画面の写真と、いつ・何をしたかをメモ…相談するときに役立ちます
  5. 相談する…下の窓口を使います

相談できる窓口

IPAの「情報セキュリティ安心相談窓口」は、ウイルスや不正アクセスなどの技術的な相談を受けています。電話は03-5978-7509で、受付は10時から17時まで(土日祝日・年末年始を除く)。1回30分以内で、通話内容は記録されます。相談は無料ですが、通話料はかける方の負担です。メールでも相談できます。(2026年10月に確認)

ただし、スマホやパソコンの基本の操作の案内や、契約・支払い方法の相談は、この窓口では受けていません。お金のことは、地域の消費生活センターへ。操作のことは、ご家族や、お店、オトスマのLINEで。分かれています。

ふだんの備え:家族ができること

偽の警告は、完全には防げません。出てしまったときに、止まれる準備をしておきましょう。

  • 「画面に電話番号が出ても、かけない」と、家族で一度話しておく
  • 困ったときに見せる相手(家族・お店・LINE)を決めておく
  • 怪しい画面の写真を撮ってから閉じる、と決めておく
  • Safariの設定で「詐欺Webサイトの警告」と「ポップアップをブロック」があれば、オンにしておく
  • OSやアプリのアップデートは、公式の画面から行う

ご家族の方は、「だまされないでね」と言うより、「出たら画面の写真を送って」と伝えるほうが、相手が気楽に話せます。聞きたいことをメモしておくと、お互いに楽です。詐欺のメールや変な画面の全体像は、詐欺メール・変な画面の見分け方に、ウイルス対策はウイルス対策は何から?にまとめています。

「容量がいっぱいです」と出たときは、本当の容量かどうかを、スマホの設定で自分で確かめましょう。画面の警告に従う必要はありません。容量の見方はスマホの容量の記事で、赤い丸や通知の正体はこちらの記事で説明しています。

ここに注意お金・パスワード・暗証番号は、電話やメッセージで聞かれたら、まず疑ってください。本物の会社は聞きません。くわしくは入れてはいけない個人情報へ。

よくあるご質問

画面の「閉じる」や「OK」を押してしまいました。

押しただけでウイルスが入るとは限りません。ただ、別のサイトへ進んだり、通知の許可を求められたりすることがあります。許可を求められたら「許可しない」を選び、そのあと、この記事の手順で閉じてください。

警告音が鳴り続けています。

音を出しているのは、開いているサイトのことが多いです。タブを閉じるか、ブラウザを終わらせると止まります。音量の設定の問題ではありません。

本当にウイルスに感染したかどうかは、どう分かりますか。

画面の警告だけでは分かりません。心配なときは、自分で入れたセキュリティのアプリや、スマホの設定で確かめてください。ご自身でうまく確かめられなければ、画面の写真を撮って、ご家族やお店に見せてください。

電話をかけてしまいましたが、お金は払っていません。

お金を払っていなければ、まず落ち着いてください。折り返しの電話には出ず、電話番号を着信拒否にしておくと安心です。やり方は知らない番号の電話を止める記事にあります。遠隔操作をさせた場合は、前の「電話をかけてしまった」の順番で進めてください。

初期化しないといけませんか。

画面を見ただけなら、初期化は要りません。タブを閉じて、必要なら履歴を消せば足ります。遠隔操作を許したり、パスワードを入れたりした場合は、機器の状態が分からないので、先にIPAなどに相談してから決めましょう。

この記事のまとめ

  • 「ウイルスに感染」「容量がいっぱい」の画面は、ほとんどが偽の警告
  • 画面が出ただけなら、感染していない。閉じれば足りる
  • 画面の電話番号には、かけない。ボタンも押さない
  • タブを閉じる。パソコンは、ESCキーの長押し
  • また出るときは、通知の許可と履歴を見直す
  • 電話や支払いをしてしまったら、すぐ相談する

次の一歩

参考にした公式の情報と最終確認
  • IPA(情報処理推進機構)「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)画面の閉じ方体験」 https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html
  • IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」 https://www.ipa.go.jp/security/anshin/about.html
  • Apple サポート「iPhoneでSafariの履歴、キャッシュ、Cookieを削除する」 https://support.apple.com/ja-jp/105082
  • Google Chrome ヘルプ「ウェブサイトの通知を管理する」 https://support.google.com/chrome/answer/3220216?hl=ja

いずれも2026年10月に確認しました。画面の名前や手順は、機種やアプリの版でちがうことがあります。最新の内容は、各公式ページでご確認ください。

ご家族やお友だちに、同じ画面が出たことがありそうな方がいたら、この記事をLINEで送ってあげてください。いっしょに読むと、ぐっと安心です。

一人でやらなくても大丈夫です

怪しい画面が出たときは、押す前に画面の写真を撮って、LINEで送ってください。次に押す場所をお返しします。パスワードそのものは、写さず、送らないでください。受付はLINEとメールです。オンラインでも、袋井市内でも相談できます。初回のご相談は無料です。

料金を見る(税込)初回のご相談は無料
内容料金(税込)
初回のご相談無料
個別レクチャー(設定・使い方を、となりで一緒に)5,000円/1時間
講座(地域・シニアの方向け、単発2時間)お一人 2,000円
交通費オンライン・袋井市内はかかりません
菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円

くわしい料金は料金のページにまとめています。お見積りには、何がいくつ入るかを書き、あとから「別料金です」とならないようにしています。

まずは、LINEで気軽にどうぞ

  • スマホの画面の写真を送るだけで、次に押す場所をお返しします
  • 初回のご相談は無料です
  • 友だち追加だけでも大丈夫。ブロックはいつでもできます

メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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