この秋は、スマホのニュースがとても多い季節です。新しいiPhone、iPhoneの中身が新しくなる「iOS 27」、Androidに入るマイナンバーカード、LINEの機能の有料化。テレビやネットで聞いて、「私も何かしないといけないの?」と不安になった方もいると思います。
先に結論をお伝えします。今日中にやらなければいけないことは、ひとつもありません。この記事では、この秋のできごとを日付の順に整理して、自分に関係あるものだけを見分けられるようにまとめました。

ご相談の方
ニュースで新しいiPhoneとか、AIのSiriとか、いろいろ聞くんです。私のスマホも、何か変えないといけないんでしょうか。

オトスマ
多くの方が同じことを心配されています。ほとんどは「知っておけば大丈夫」なことです。自分に関係あるものだけ、ひとつずつ見ていきましょう。
※よくあるご相談をもとにした会話です。
この秋のスマホのできごと
まずは、9月から10月のできごとを日付の順に並べました。点線の枠は「予定」で、日付が変わることがあります。

こうして並べると多く見えますが、自分のスマホがiPhoneかAndroidか、LINEを使っているか、買いかえを考えているかで、関係あるものはしぼれます。
あなたに関係あるのは、どれ?

このあと、ひとつずつくわしく説明します。気になるところだけ読んでも大丈夫です。
1. iPhoneの中身が新しくなる「iOS 27」
iOS(アイオーエス)は、iPhoneを動かしている中身(ソフト)の名前です。毎年秋に新しくなり、今年は9月15日から「iOS 27」が届きはじめました。iPhone 11 以降(iPhone SEは第2世代・第3世代)が対象です。
「アップデートがあります」という知らせや、設定のアイコンに赤い丸が出ているのは、このためです。赤い丸の意味はスマホの通知の見方でもくわしく説明しています。
何が変わるの?
- 新しいSiri…いま画面に出ているものについて質問したり、アプリをまたいだことを頼んだりできるように。日本語は10月の予定(Appleの案内。「年内」とも書かれていて、ずれることもあります。はじめはベータ版)で、使えるのは iPhone 15 Pro 以降など一部の機種です
- 写真の編集…写りこんだものを消したり、写真の広がりを足したりする道具がふえました(新しい機種のみのものもあります)
- Safari…開いているページ(タブ)を自動で分けてくれるなど、ホームページを見るアプリが使いやすく(新しい機種だけの機能もあります)
- 動きが速く…アプリの立ち上がりなどが速くなった、と発表されています
すぐにアップデートしたほうがいい?
急がなくて大丈夫です。新しいiOSが出た直後は、思わぬ不具合が見つかることもあります。iOS 26のまま使いたい人のために、安全のための更新(iOS 26.7)も同じ日に用意されています。
ただし、ずっとアップデートしないのはおすすめしません。悪い人に入られやすいすき間をふさぐ役目もあるからです。1〜2週間ようすを見て、落ち着いたころにくらいが、ちょうどいいと思います。

アップデートのやり方
- Wi-Fiにつなぎ、充電器につなぐ
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く
- 「iOS 27にアップグレード」を選び、「今すぐアップデート」を押す(iOS 26のままにしたいときは、iOS 26.7のほうを選ぶ)
- パスコード(画面を開けるときの数字)を入れる
- りんごのマークと棒が出て、何度か画面が暗くなります。終わるまで待つ
とても大きな更新なので、準備から終わるまで、30分から1時間以上かかることもあります。りんごのマークのまま動かないように見えても、電源を切らずに待つのが大切です。途中で切ると、うまく立ち上がらなくなることがあります。
終わったら、いつも使うアプリ(LINE、写真、電話)が開けるかを確かめます。文字の大きさなどの設定は、ふつうはそのまま残ります。見にくくなったときは画面を見やすくする3つの方法で直せます。
「アップデートしてください」のメールやSMSに注意本物のアップデートは、iPhoneの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行います。メールやSMSで届いたリンクから行うことはありません。押してしまったときは、詐欺メール・変なSMSの記事を見てください。
2. 新しいiPhoneは「Pro」と「折りたたみ」だけ
9月9日(日本時間では10日の未明)に、新しいiPhoneが発表されました。今年は「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」と、iPhoneで初めての折りたたみ「iPhone Duo」です。いちばん基本の「iPhone 18」(数字だけのもの)は、今回は出ていません。
| 機種 | 値段(Appleの日本の価格・税込) | 発売 |
|---|---|---|
| iPhone 18 Pro | 256GBで 219,800円から | 9月18日 |
| iPhone 18 Pro Max | 256GBで 239,800円から | 9月18日 |
| iPhone Duo(折りたたみ) | 256GBで 364,800円から | 10月23日(予約は10月16日から) |
値段は、去年よりも上がりました。世界的に部品(とくにメモリ)が足りなくなっているなかでの値上がりだと報じられています。
買いかえたほうがいい?
いまのスマホで困っていないなら、あわてる必要はありません。買いかえを考えるのは、たとえばこんなときです。
- 電池が半日もたない、急に電源が切れる
- 「ストレージがいっぱい」で、写真が撮れない
- iOS 27の対象から外れた(iPhone 11より前の機種)
- 画面が割れている、ボタンが効かない
最新の機種でなくても、少し前の機種や、値段のおさえたスマホで十分なことがほとんどです。選び方はスマホを買いかえる前に、買いかえの流れは機種変更の進め方にまとめています。
携帯電話のお店では、「2年後に返せば安くなる」といった買い方をすすめられることがあります。返すときの条件(傷や故障があると追加でお金がかかる など)や、返さなかったときの支払いを、その場で決めずに、紙で確かめてから考えましょう。
3. Androidにマイナンバーカードが入る(10月20日予定)
デジタル庁は10月2日、「Androidのマイナンバーカード」を10月20日に始める予定だと発表しました。Androidのスマホの「Google ウォレット」というアプリに、マイナンバーカードの機能を入れられるようになります。

何が便利になるの?
お店や役所の窓口で、カードを出さずに、スマホだけで本人確認や年齢確認ができるようになります。使うときは、指紋や顔の確認(生体認証)で本人だと確かめます。
iPhoneでは、2025年6月から同じことができるようになっています。これでiPhoneとAndroidのどちらでも、同じように使えることになります。
入れないといけないの?
入れなくても大丈夫です。マイナンバーカードは、これまでどおりカードで使えます。また、すべてのAndroidで使えるわけではなく、対応している機種だけです。機種の一覧は、10月20日までにデジタル庁から公表される予定です。
入れるときには、マイナンバーカード本体と、カードを作ったときに決めた暗証番号が必要になる見込みです。くわしい手順は、始まるときに案内される予定です。暗証番号は、だれにも教えず、紙に書いて持ち歩かないでください。
マイナンバーカードやマイナ保険証のことばは、最近ふえてきたことばでも説明しています。
「設定してあげます」には気をつけて新しい仕組みが始まるときは、それを口実にした詐欺の電話やSMSがふえがちです。役所や携帯電話の会社が、電話で暗証番号を聞くことはありません。分からないときは、家族か、携帯電話のお店、オトスマに聞いてください。
お店の方へ。お酒やたばこの年齢確認などで使う場面がふえるかもしれません。お客さまのスマホを読み取るには、デジタル庁の「マイナンバーカード対面確認アプリ」(無料)を使います。
4. LINEの「送ったあとに直す」が有料の特典に(10月20日)
LINEには、送ったメッセージをあとから書き直せる「メッセージ編集」があります。これまでは、試しに使える「LINEラボ」で、無料でためせました。
この「LINEラボ」での提供が10月20日に終わり、そのあとは有料の「LYPプレミアム」(スタンダードプランなど)の特典になります。

送信取消のやり方
- 取り消したいメッセージを長押しする
- 出てきたメニューから「送信取消」を選ぶ
- 確かめの画面で、もう一度「送信取消」を押す
よく似た「削除」は、自分の画面から消えるだけで、相手の画面には残ります。まちがえて送ったときは「削除」ではなく「送信取消」を選びます。
困らないための使い分け
- 送りまちがえたら、まず「送信取消」…メッセージを長押しして「送信取消」。無料でも、送ってから1時間以内なら取り消せます
- 取り消して、正しい文を送り直す…それで十分なことがほとんどです
- 大事な連絡は、送る前に一度読む…日にちや時間、名前のまちがいは、送ってからでは気まずいものです
- 家族のグループなら「さっきのは、まちがいです」とひとこと送るのも、立派な直し方です
メッセージ編集のためだけに有料の会員になる必要は、多くの方にはないと思います。LINEの写真の保存など、ほかの使い方はLINEの写真は、消える前に保存にまとめています。
5. スマホの中のAIが、どんどん身近に
この秋は、スマホの中のAIもいっそう身近になっています。iPhoneの新しいSiri(日本語は10月中の予定)、Androidの「Gemini」、そしてGoogleマップにふだんのことばで相談できる「マップに相談」(8月から)などです。
「近くで日曜に開いている病院は?」「この写真の花の名前は?」と、人に聞くように使えるのが特長です。いっぽうで、AIはまちがったことを、それらしく答えることもあります。
聞くときは、だれのための、何の答えがほしいかを少しだけ足すと、答えがぐっと分かりやすくなります。たとえば「70代の母に説明したいので、むずかしいことばを使わずに、3つの手順で教えて」のようにです。
- お金・健康・薬のことは、AIの答えだけで決めない
- 名前・住所・病気のこと・カード番号は、AIに入れない
- 「本当かな?」と思ったら、公式のページや人に確かめる
くわしくは、AIは、聞くだけの道具から毎日の相棒へ、AIは平気で嘘をつきます、入れてはいけない個人情報をどうぞ。
ニュースを見ても、あわてないための3つ
1. 自分に関係あるかを、先に確かめる
iPhoneかAndroidか、どの機種か。それだけで、関係あるニュースはぐっと減ります。機種の名前は「設定」→「一般」→「情報」(iPhone)や、「設定」→「デバイス情報」(Android)で見られます。
2. 買う・契約する前に、だれかに話す
新しいスマホや有料のサービスは、その場で決めないこと。家族や、まわりの人、オトスマに一度話してからでも遅くありません。
3. 「今すぐ」と言われたら、止まる
「今日中に設定が必要です」「更新しないと使えなくなります」という電話やSMSは、まず疑います。迷ったら、「これ、押していい?」と思ったらの3つの質問を。

ご相談の方
並べてもらうと、私に関係あるのはiOS 27だけでした。急がなくていいと分かって、ほっとしました。

オトスマ
よかったです。新しいことが出たら、またこうして整理してお伝えしますね。
ご家族に伝えるときは
離れて暮らす親のスマホのことが心配な方も多いと思います。この秋のニュースを親に伝えるときは、次の3つがおすすめです。
- 親のスマホの機種を、先に聞いておく…iPhoneかAndroidか、機種の名前。電話で「設定の『情報』を開いて読んで」と頼むと分かります
- アップデートは、会ったときに一緒に…Wi-Fiと充電を確かめてから。終わるまでそばにいると安心です
- 「今すぐ」と言われたら、まず家族に電話…新しい仕組みに便乗した詐欺がふえる時期です。合言葉のように伝えておきましょう
この記事は、そのまま親にLINEで送っていただいても大丈夫です。分からないことばはスマホのことば辞典で調べられます。
よくあるご質問
iOS 27にしないと、iPhoneが使えなくなりますか?
すぐに使えなくなることはありません。iOS 26のままでも、安全のための更新(iOS 26.7)が用意されています。ただ、いずれは新しいiOSにするのがおすすめです。落ち着いたころに、Wi-Fiと充電を準備してから行いましょう。
新しいSiriは、私のiPhoneでも使えますか?
新しいSiriは、iPhone 15 Pro 以降など、一部の機種で使える予定です。それより前の機種でも、iOS 27にすれば、これまでのSiriはそのまま使えます。
Androidのマイナンバーカードは、入れたほうが得ですか?
入れなくても困ることはありません。カードを持ち歩くのが不安な方や、スマホで本人確認をすることが多い方には便利です。対応機種かどうかを確かめてから考えましょう。
LINEで送りまちがえたら、どうすればいいですか?
メッセージを長押しして「送信取消」を押します。無料でも、送ってから1時間以内なら取り消せます。そのあとで、正しい文を送り直せば大丈夫です。
この記事のまとめ
- 今日中にやらなければいけないことは、ひとつもない
- iOS 27は急がず、Wi-Fi・充電・空き容量・写真の預け先を準備してから
- 新しいiPhoneは値段が上がった。困っていなければ買いかえをあわてない
- Androidのマイナンバーカードは10月20日から(予定)。入れなくてもカードはそのまま使える
- LINEの「直す」は有料の特典に。「取り消す」は無料でも1時間以内ならできる
次の一歩
- 今日やること…自分のスマホがiPhoneかAndroidか、機種の名前を確かめておく
- そのあとやること…iPhoneの方は、Wi-Fiと空き容量を確かめて、落ち着いたころにiOS 27へ
- あわせて読む…スマホのことで困ったときの相談先
参考にした公式の情報
この記事は、次の公式の情報と発表をもとに書いています(最終確認:2026年10月)。予定の日付や内容は変わることがあるので、くわしくは元のページもご覧ください。
- Apple debuts iPhone 18 Pro and iPhone 18 Pro Max(Apple Newsroom・英語)
- Apple unveils iPhone Duo(Apple Newsroom・英語)
- iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする(Apple サポート)
- 2026年10月20日から「Androidのマイナンバーカード」を開始予定です(デジタル庁)
- トークのメッセージを編集する(LINEみんなの使い方ガイド)
一人でやらなくても大丈夫です
オトスマでは、「このニュース、私に関係ある?」というご相談から受けています。スマホの画面の写真をLINEで送っていただければ、関係あるかどうかと、次にやることをお返しします。ご自宅にうかがって、アップデートを一緒に行うこともできます。
料金を見る(税込)初回のご相談は無料
| 内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 初回のご相談 | 無料 |
| 個別レクチャー(設定・使い方を、となりで一緒に) | 5,000円/1時間 |
| 講座(地域・シニアの方向け、単発2時間) | お一人 2,000円 |
| 交通費 | オンライン・袋井市内はかかりません 菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円 |
くわしい料金は料金のページにまとめています。お見積りには、何がいくつ入るかを書き、あとから「別料金です」とならないようにしています。
まずは、LINEで気軽にどうぞ
- スマホの画面の写真を送るだけで、次に押す場所をお返しします
- 初回のご相談は無料です
- 友だち追加だけでも大丈夫。ブロックはいつでもできます
メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。
2026年10月に内容を新しくしました。
