シリーズ「にてるけど、ちがう?」 似ているのに中身がちがうものを、くらべてスッキリ。
「どれも同じに見えるけれど、安いのでいいの?」という方へ。スマホの充電だけなら、安いケーブルで足りることが多いです。パソコンやテレビにつなぐときだけ、選び方が変わります。
この記事で分かること

ご相談の方
ケーブルがたくさんあって、どれも同じに見えるんです。安いのでいいのかしら。

オトスマ
スマホの充電だけなら、安いもので足りることが多いですよ。ただ、パソコンやテレビにつなぐなら、選び方が変わります。

あなたはどれ? 使い方で選ぶ
- スマホの充電だけ…安いもので十分です。100円ショップのものでも足りることが多いです
- パソコンも充電したい…電気の量(W)が大きいものを選びます
- 写真や動画をパソコンへ移したい…データの速さ(Gbps)が大きいものを選びます
- テレビに映したい…「映像に対応」と書かれたものを選びます


iPhoneに付いてくるType-Cのケーブルは、充電とUSB 2の速さだけです。テレビに映したり、たくさんの動画をパソコンへ速く移したりするには、別のケーブルを用意します。
iPhoneも、Type-Cになりました
iPhoneは、iPhone 15からType-C(タイプシー)になりました。それより前のiPhone(14まで)とiPhone SEは、Lightning(ライトニング)という別の形です。Androidのスマホは、ほとんどがType-Cです。
| Type-C | Lightning | |
|---|---|---|
| 使っているもの | iPhone 15以降、ほとんどのAndroid、iPad、ノートパソコン | iPhone 14まで、iPhone SE(第2・第3世代) |
| これから | ほとんどの機械がそろっていく | だんだん少なくなる |
出典:Apple サポート「iPhoneのUSB-Cコネクタ」
同じ形でも、中身は3つちがう


先に覚えるのは2つだけです。W(ワット)=電気の量、Gbps(ギガビーピーエス)=データの速さ。この2つは別のものです。たとえば「240Wだけど、データはゆっくり」というケーブルもあります。
1. 速さ(データを送る速さ)
写真や動画をパソコンに移すときの速さです。いちばんゆっくりのUSB 2.0から、USB 40Gbpsまであります。40Gbpsでも、USB 2.0の約80倍です。
2. 電気の量(W)
一度に送れる電気の量です。60Wあればスマホの充電には十分です。ノートパソコンには100Wや240Wのものを使います。
3. 映像(テレビに映せるか)
スマホの画面をテレビに映すには、映像に対応したケーブルが要ります。ふつうの充電用では映りません。スマホの側も対応している必要があります(iPhoneは15以降。ただし16eなど一部の機種をのぞく)。
出典:USB-IF(USBの規格を決めている団体)、エレコム
ケーブルに書かれた「最大240W」は、上限の数字です。いつも240Wが流れるという意味ではありません。実際の充電は、スマホ、充電器、ケーブルの組み合わせで決まります。
100円ショップのものと、高いもの。何がちがう?
| 100円ショップなど | メーカーのもの | |
|---|---|---|
| 値段のめやす | 110〜330円 | 990円〜(240W用は1,390円〜、40Gbpsは4,000円台) |
| よくある中身 | USB 2.0の速さ・60Wまで | 速さや電気の量を選べる |
| 向いている使い方 | スマホの充電 | パソコンの充電、写真の転送、テレビ |
値段は2026年秋のめやすです(Ankerの例など)。
オトスマの考え:安いケーブルが悪いわけではない
スマホを充電するだけなら、100円ショップのケーブルでも足りることが多いです。大事なのは、使い方に合っているかと、販売元や型番がきちんと書いてあるか。国民生活センターも、販売元や型番が書いていない商品は避けるよう呼びかけています。
出典:国民生活センター
見分け方:ケーブルそのものの表示を見る
きちんと試験に合格したケーブルには、「USB 20Gbps/60W」のように、速さと電気の量が書かれています。速さの表示がなく「60W」「240W」だけなら、USB 2.0の速さのものです。
商品の説明に書いていないときは
説明に転送速度や映像のことが見当たらないとき、「できない」とは決まりません。かといって「できる」とも言えません。買う前に、スマホの機種名、つなぐ相手の型番、使いたいこと(充電・写真の転送・テレビ)の3つをメモして、商品の型番の公式説明で確かめます。分からない欄は「未確認」と書いておくと、お店で聞くことがはっきりします。
オトスマでも、ケーブルや商品説明の写真をLINEで送っていただければ、一緒に見ていきます。
充電はできるのに、写真やテレビがうまくいかないとき
スマホが充電できても、パソコンへ写真を移せない場合があります。Googleの案内でも、一部のUSBケーブルではファイルを転送できないと説明されています。Androidでは、つないだあとにUSBの使い道を「ファイル転送」にする操作が必要なこともあります(Google:ファイル転送のヘルプ)。
テレビに映したい場合は、スマホ、ケーブルや変換器、テレビの入力の3つがそろって初めて映ります。テレビにHDMIの差し込み口があるときは、両端がType-Cのケーブルだけでは映せず、変換器が要ることがあります。iPhoneも、外のディスプレイにつなげる機種が決まっています(Apple:iPhoneのUSB-Cコネクタ)。
古いケーブル、傷んだケーブルは買いかえを


製品評価技術基盤機構(NITE)によると、充電ケーブルの事故の多くは、端子についたほこりや異物、曲がった端子が原因です。熱くなる・端子が曲がった・ぐらつく・外側が裂けたのどれか1つでもあれば、思いきって新しくしましょう。何年も前に買って、どれがどんなケーブルか分からなくなっているものも、買いかえどきです。
よくあるご質問
Lightningのケーブルは、もう売っていませんか?
いまも売っています。Lightningの形のiPhoneを使っている間は、そのまま使えます。
スマホの充電が遅いのは、ケーブルのせい?
ケーブルのほか、コンセントにさす充電器(アダプター)の力も関係します。充電器のW数が小さいと、ケーブルを替えても速くなりません。
ケーブルは何年で替えればいいですか?
「何年で替える」という決まりはありません。熱くなる、ぐらつくなど、傷みが見えたら替えましょう。
機械のことで、あわせて家のWi-Fiの範囲 → Wi-Fiって、どこまでがWi-Fi?
パソコンの性能の見方 → パソコンの性能、15年でどれだけ変わった?
いまのテレビのつなぎ方 → いまのテレビと昔のテレビ、何がちがう?
この記事のまとめ
- Type-Cは同じ形でも、速さ・電気の量・映像の3つがちがう
- スマホの充電だけなら、60Wのもので十分。100円ショップのものでも足りることが多い
- パソコンの充電、写真をたくさん移す、テレビに映すなら、合うものを選ぶ
- 「USB 20Gbps/60W」などの表示が目印。販売元や型番がないものは避ける
- 熱い・曲がった・ぐらつく・裂けた。1つでもあれば買いかえる
次の一歩
- 今日やること…家のケーブルに、表示が書いてあるか見てみる。傷んでいるものは分けておく
- あわせて読む…シリーズ「にてるけど、ちがう?」の一覧
一人でやらなくても大丈夫です
「このケーブルで合っている?」「テレビに映したいけれど、何を買えばいい?」。ケーブルや機械の写真をLINEで送っていただければ、お返事します。
料金を見る(税込)初回のご相談は無料
| 内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 初回のご相談 | 無料 |
| 個別レクチャー(設定・使い方を、となりで一緒に) | 5,000円/1時間 |
| 講座(地域・シニアの方向け、単発2時間) | お一人 2,000円 |
| 交通費 | オンライン・袋井市内はかかりません 菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円 |
くわしい料金は料金のページにまとめています。お見積りには、何がいくつ入るかを書き、あとから「別料金です」とならないようにしています。
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