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パソコンの性能、15年でどれだけ変わった? 2010年を100としてくらべる、いまのスペックの見方

パソコンの性能、15年でどれだけ変わった?

シリーズ「にてるけど、ちがう?」 似ているのに中身がちがうものを、くらべてスッキリ。

パソコンの数字や横文字が多くて、目が回りますよね。数字は全部読まなくて大丈夫です。買うときに見る所は、「メモリ16GB」「SSD」「使う用途に合うか」の3つだけ。2010年のふつうのノートパソコンを100としたとき、いまはどれくらい変わったのかも、やさしくご紹介します。

この記事で分かること

あなたはどっち?いま使っているパソコンが心配な方 → Windows 10の方へ / これから買いかえる方 → 見る所へ

エプロン姿のお店の女性の、困った表情

お店の方

お店のパソコンを買いかえたいんですけど、型番を見ても何がちがうのかさっぱりで。高いほうがいいんでしょうか。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

高いほうがいい、とは限りません。何に使うかが決まれば、見るところはそんなに多くないんですよ。

お店の事務机で、エプロンの店主の女性がノートパソコン2台を見くらべて考えている
型番を見くらべても、ちがいが分かりにくい
目次

2010年を100とすると、いまはこれくらい

ふつうのノートパソコン、2010年を100とすると。一度にたくさんの仕事は約1,000〜1,900、1つの仕事の速さは約310〜370、メモリは800、保存の速さは約1,500〜7,000、AI専用の部品は2010年はなし
ふつうのノートパソコン、2010年を100とすると。一度にたくさんの仕事は約1,000〜1,900、1つの仕事の速さは約310〜370、メモリは800、保存の速さは約1,500〜7,000、AI専用の部品は2010年はなし

とくに大きく変わったのは、「一度にたくさんの仕事をこなす力」と「保存の速さ」です。頭脳(=CPU、パソコンの計算をする部品)の中の「仕事をする係」は、2010年は2人ほど、いまは8人〜16人ほど。データをしまう場所(=ストレージ)も、回る円盤のHDDから、部品だけのSSDに変わり、電源を入れてから使えるまでがぐっと速くなりました。

いっぽう、1つの仕事の速さは約3〜4倍。文字を打つ、ホームページを見るくらいなら、むかしのパソコンでもある程度できたのはこのためです。

ワンポイント|くらべた数字のもと(押すと開きます)

PassMark(=パソコンの速さをくらべる、有名な点数)での例です。

2010年2026年
たくさんの仕事1,730約17,900〜33,500
1つの仕事1,091約3,400〜4,050
2010年2026年
メモリ(=作業台の広さ)2GB16GB
保存の速さHDD 約100MB/秒SSD 約1,500〜7,000MB/秒
NPU(=AI専用の部品)なし11〜50TOPS

TOPS(トップス)は、AI専用の部品の力を表す数字で、大きいほど力があります。数字は少しずつ変わるので、めやすとしてご覧ください(2010年のCPU、2026年のCPUの例)。2010年のノートパソコンの中身は、当時の発表(メモリ2GB・HDD)をもとにしています。

メモリは、パソコンの作業台です。広いほど、たくさんのものを広げたまま作業できます。2010年は2GBでしたが、いまは16GBがめやすです。

ワンポイント|型番の読み方(押すと開きます)

Intel(インテル)の頭脳の名前は、長く「Core i3・i5・i7」でしたが、2023年の終わりから「Core Ultra 5・7・9」に変わりました。AMDは「Ryzen AI」、Appleは「M1〜M5」です。数字が大きいほど上の段です。

Core Ultra 7 258V の場合:「7」は段、「2」は何代目か、最後の「V」は種類です。Hは性能重視、Uは電気が長持ち、Vは軽いノート向けに多い形です。「Ultra」が付かないCore 5・Core 7は少し前の世代のこともあるので、名前だけで決めないようにしましょう。

出典:Intel、AMD

いまパソコンを選ぶなら、ここを見る

いまパソコンを選ぶなら見るところ。CPU、メモリ16GB、SSD 256GB以上、AIを使うならNPU 40TOPS以上、Windows 11かいまのmacOS、使いやすさ
いまパソコンを選ぶなら見るところ。CPU、メモリ16GB、SSD 256GB以上、AIを使うならNPU 40TOPS以上、Windows 11かいまのmacOS、使いやすさ
  • 文書・メール・ホームページを見るくらいなら…メモリ16GB・SSD 256GBのふつうのノートで十分
  • 写真や動画をよく扱う、たくさんの画面を同時に開くなら…SSDを512GB以上に
  • AIをパソコンの中で使いたいなら…NPU 40TOPS以上の「Copilot+ PC」

出典:Microsoft(Windows 11・Copilot+ PCの条件)

Windows 10のパソコンを使っている方へ

OS(=パソコンを動かす基本のソフト)のWindows 10は、2025年10月に安全のための更新が終わりました(延長の更新を申しこんだ場合をのぞく)。お店のお金やお客さまの情報を扱うパソコンは、新しいものにしておきましょう。まずは、いまのパソコンのWindowsのバージョンを調べてみてください。

出典:Microsoft(Windows 10のサポート終了)

いま、パソコンは値上がりしています

いまパソコンが値上がりしているわけ。AI用の施設がふえてメモリがそちらへ回り、パソコン用のメモリやSSDの値段が上がった。MacBook Air(M5・13インチ)は184,800円から224,800円、MacBook Neoは99,800円から119,800円に
いまパソコンが値上がりしているわけ。AI用の施設がふえてメモリがそちらへ回り、パソコン用のメモリやSSDの値段が上がった。MacBook Air(M5・13インチ)は184,800円から224,800円、MacBook Neoは99,800円から119,800円に

2025年の終わりごろから、パソコンの値段が上がっています。いちばん大きな理由は、メモリとSSDの値段が急に上がったことです。AIを動かす大きなコンピューター(=データセンター)が世界中でふえ、メモリを作る会社がそちら向けを優先するようになり、パソコン向けが足りなくなっています。

  • 同じパソコンでも値上がり…AppleのMacBook Air(M5・13インチ)は、2026年6月25日に184,800円から224,800円に(約2割の値上がり)。MacBook Neoは99,800円から119,800円になりました
  • Windowsのパソコンも…パソコンを作る会社13社に聞いた調べ(2025年12月)では、6割以上が値上げを予定・検討
  • メモリの値段…店で売られているパソコン用のメモリ(DDR5)は、2025年11月から12月のひと月ほどで約2.3〜2.8倍に

出典:ITmedia NEWS(Appleの値上げ)、PC Watch(PCメーカー13社への調べ)、PC Watch(メモリの値段)、セミコンポータル(TrendForceの見こみ)

値段だけで「高い・安い」を決めない値上がりで前と同じ中身なのに高くなっていることもあります。値札だけでなく、メモリ・SSD・CPUを見くらべて、使い方に合うものを選びましょう。値段は変わりやすいので、買う前にもう一度確かめてください。

WindowsとMac、どうちがう?

WindowsMac
作っている会社NEC、富士通、Dell、Lenovoなど、いろいろAppleだけ
こんな方にお店の会計ソフトなど、決まったソフトを使うiPhoneと写真やメモを合わせて使いたい

どちらがよい、ではなく、使いたいソフトが動くかで選ぶのがいちばんです。Windowsのソフトは、Macではそのままでは動かないものもあります。Macの値段は、Appleのオンラインストアで確かめられます(MacBook Neoは119,800円〜、MacBook Airは224,800円〜。税込、変わることがあります)。

補助金でパソコンを買うとき

お店の方が使える「デジタル化・AI導入補助金」(もとのIT導入補助金)では、パソコンも対象になることがあります。ただし、会計や受発注などのソフトと一緒に申しこむ形で、パソコンだけでは申しこめません。補助は費用の半分以内、パソコンは上限10万円です(インボイス枠の場合)。

オトスマの考え:高いパソコンが悪いわけではない大事なのは、何に使うかに合っているか。上の「見るところ」とくらべて、大きすぎないか、足りなすぎないかを確かめてから選びましょう。くわしい条件や締め切りは、補助金の公式ページで確かめてください。

よくあるご質問

メモリ8GBのパソコンでは、だめですか?

メールや文書くらいなら使えます。たくさんの画面を同時に開いたり、AIを使ったりすると遅く感じやすいので、迷ったら16GBがおすすめです。

どのパソコンを買えばいいか、相談できますか?

はい。何に使うかをうかがって、合うものを一緒に選びます。補助金を使うときの、パソコンの選び方の相談もできます。

買いかえのときに、あわせてケーブルの選び方 → USB Type-Cのケーブル、安いのと高いのは何がちがう?
ルーターも見直す → お店のWi-Fi、遅くないですか?
テレビも変わっています → いまのテレビと昔のテレビ

この記事のまとめ

  • 2010年とくらべて、「たくさんの仕事」「保存の速さ」「メモリ(2GBから16GB)」が大きく進んだ
  • 選ぶときは、メモリ16GB・SSD・使い方に合うか(AIを使うならNPUも)を見る
  • メモリやSSDの値段が上がり、パソコンも値上がり中。高い・安いより、使い方に合うかが大事

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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