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「今日だけ」「電話が使えなくなります」と言われたら。急がされたときの断り方と、契約してしまったあとの確かめ方

「今日だけ」「電話が使えなくなります」と言われたら。急がされたときの断り方と、契約してしまったあとの確かめ方

「今日だけ安くなります」「このままだと電話が使えなくなります」。そう言われると、頭が真っ白になって、断る言葉が出てこなくなりますよね。

大丈夫です。「その場では決めません。持ち帰ります」と言えば、その場は終わらせてかまいません。理由は要りません。

契約したあとでも、光回線などは契約書面を受け取ってから8日間、やめられる仕組みがあります。ただし、お金がかかることもあり、スマホ本体は対象外です。だから、いちばんの守りは「その場で決めない」ことです。

ご相談の方の、困った表情

ご相談の方

「今日だけ安くなります」と言われると、断りにくくて。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

断りにくいのは、あなたが弱いからではありません。断るための言葉を、先に用意しておきましょう。

※よくいただくご相談をもとにした会話です。

目次

断りたいのに、言葉が出てこない

携帯電話のお店で、説明がどんどん進んでいく。何に「はい」と言っているのか、だんだん分からなくなる。目の前の人は感じがよくて、ここで「やめます」と言うのは悪い気がする。家族に聞きたいのに、「今、決めてください」と言われる。

「今日だけ」と言われても、持ち帰って大丈夫です
「今日だけ」と言われても、持ち帰って大丈夫です

こういうとき、気が弱いわけではありません。契約の話は、言葉がむずかしく、金額も複雑です。そこに「今だけ」が重なると、考える時間がなくなります。急がせる話し方は、その時間をなくすためのものです。

断るのに、理由はいりません。短い言葉を、同じようにくり返せば十分です。

「今日だけ」と言われたら、こう返す

言われがちな言葉と、そのまま使える返しを並べました。声に出して一度読んでおくと、いざというとき口が動きます。

言われたこと返す言葉
「今日だけの特典です」「それなら、今日は見送ります。持ち帰って考えます」
「今、決めないと損ですよ」「家族と相談してから決めます」
「説明を聞くだけでも」と上がり込まれそう「必要ないので、お引き取りください」
「いまの契約が使えなくなります」「今の契約の会社に、自分で確かめます」
「この書類に名前だけ書いてください」「内容を読んでいないので、書きません」

ひとことで言うと「持ち帰ります」は、お店でも訪問でも電話でも使える、いちばん強い断り方です。本当にお得な話なら、明日も同じ内容で契約できるはずです。

持ち帰るなら、紙をもらって帰る

口で聞いただけの話は、あとで「そんな話はしていない」となりやすいものです。見積もりや説明は紙で受け取り、次の4つが書いてあるかを見てください。

  1. 毎月いくらかかるのか(割引がいつまで続くのか)
  2. 契約の期間と、途中でやめるときにかかるお金
  3. 工事費や手数料、端末の代金の分割がいくら残るのか
  4. つけるオプション(補償や保険のようなもの)と、そのお金

書いてもらえない、答えがあいまい。そのときは、その時点で見送ってかまいません。

断ったあとに、気まずくなったら

断ったあとは、少し気まずい気持ちが残ります。でも、断ったことで、あなたが失うものはほとんどありません。本当に必要な契約なら、あとで落ち着いて、自分のペースで結べます。決めるのは、あなたと、あなたが信頼する家族です。勧誘する人ではありません。

家に来た人に「電話が使えなくなります」と言われたら

玄関のチャイムが鳴って、「通信の件でうかがいました」と言われる。「契約を変えないと、電話が使えなくなります」と続く。これは困りますよね。使えなくなると聞いたら、だれでもあわてます。

家に来た人に急がされても、その場で決めなくて大丈夫です
家に来た人に急がされても、その場で決めなくて大丈夫です

国民生活センターは、「NTTを名乗る」「契約を変えないと電話が使えなくなる」など、契約が必要だと思わせる説明の例が報告されていると案内しています。本当に必要な手続きなら、今の契約の会社に自分で問い合わせれば分かります。

もし説明にうそがあったときは、期間を過ぎても契約を取り消せる可能性があるとされています。「だまされたかも」と思ったら、あきらめずに相談してください。

ここに注意「あとで書類を送ります」「あとで確認の電話をします」と言われても、その場で「はい」と言わないでください。口で答えただけで、契約したことにされる例があります。

電話やメッセージで「今日中に」と来たとき

光回線の勧誘は、電話でも来ることがあります。知らない番号からの電話は、出なくても大丈夫です。止める設定は迷惑電話を止める設定の記事にまとめています。

スマホに届いた、急がせる言葉のメッセージの見本。リンクは押さずに止まる

スマホにメッセージで「今日中に手続きを」と届いたときも、考え方は同じです。急がせる言葉があったら、押す前に止まります。画面の写真(スクリーンショット)を撮っておき、リンクは押さず、契約している会社には自分で確かめます。

そして、お金・パスワード・暗証番号を電話やメッセージで聞かれたら、まず疑ってください。本物の会社は、そのようなことを聞きません。見分け方は「今すぐ」と言われたら、止まってくださいと、「これ、押していい?」と思ったときの記事にあります。

やめられる仕組みは、場所によってちがう

「契約をやめたい」ときに使える仕組みは、契約した場所と、契約の種類で変わります。まちがえやすいので、表で整理します。

契約する前に持ち帰る場合と、契約したあとにやめる場合のちがいの比較
仕組みおもな対象期間気をつけること
初期契約解除光回線、主な携帯電話サービスなど(通信の契約)契約書面の受領日(一部例外あり)を初日として8日間いっしょに買った端末は対象外。使った分の料金・工事費・手数料を請求されることがあります
確認措置お店や通信販売で契約した携帯電話のうち、総務大臣が認定したもの事業者が決める(最低8日間)電波の入りが悪い、説明が足りない場合に、端末ごとやめられます。契約書面に書いてあるかを確認
クーリング・オフ訪問販売・電話勧誘販売で結んだ契約など書面を受け取った日から数えて8日間のことが多い国民生活センターは、通信回線の契約そのものは対象外と案内しています。回線といっしょに結んだ補償などは、対象になることがあります

期間の数え方や、対象になるかどうかは、契約の中身で変わります。この表は目安です。迷ったら、あとの「相談先」を使ってください。

ここで大事なのは、「やめられる仕組みがある」ことと、「やめても何も困らない」ことは、別だという点です。やめられても、使った分の料金や工事費がかかることがあります。仕組みによって、対象になるものとならないものもあります。

お店での契約では、一般にクーリング・オフは使えません。かわりに、通信の契約には「初期契約解除」や「確認措置」があります。ただし、スマホ本体の代金や、分割で払うお金は別の話で、やめても残ることがあります。

だから、やめ方を覚えるより先に、契約する前の「持ち帰ります」を身につけるほうが、ずっと安心です。

もう契約してしまった。今日、やること

「やってしまった」と気づいたとき、胸がぎゅっとなりますよね。でも、焦らなくて大丈夫です。時間は大切ですが、ひとつずつ確かめれば進められます。今日のうちに、次の順番で動きます。

契約してしまったときの分かれ道。書面があるか、8日以内か、お金やパスワードを教えたかで進む先が変わる
  1. 契約書面を探す。お店でもらった紙、郵便で届いた書類、メールで届いた契約内容の画面を集めます。分からない画面は、押す前にスクリーンショットを撮っておきます。
  2. 日にちを数える。書面を受け取った日を初日として、8日たっていないかを確かめます。
  3. 書面に「確認措置」の記載があるか見る。携帯電話をお店で契約したときは、対象になっている場合があります。
  4. 先に相談する。書面を持って、消費生活センターに相談します。
  5. やめると決めたら、記録が残る形で伝える。国民生活センターは、簡易書留など、送った記録が残る方法で事業者に通知するよう案内しています。電話だけで済ませず、控えを残しておくと安心です。

気をつけたいのは、やめた場合でも、使った分の利用料、工事費、事務手数料を請求されることがある点です。工事費と事務手数料には、請求できる上限が決まっています。いくらになるかは、契約の中身で変わります。

相談先は、消費者ホットライン188

契約でこまったときの公の相談窓口は、「消費者ホットライン188」です。全国共通の番号で、かけると、ガイダンスにそって郵便番号を入力することで、住んでいる地域の消費生活センターなどにつながります。市外局番ではなく、郵便番号を入れます。

窓口が話し中のときは、国民生活センターの「バックアップ相談」(03-3446-0999、平日10時から16時)を使えます。自分の地域の窓口は、国民生活センターの窓口検索でも探せます。

オトスマは、契約の取り消しやお金のやり取りの代理はできません。電話での相談も受けていません。契約そのものの相談は、上の公の窓口へお願いします。

お金や暗証番号を教えてしまったときは、お金やパスワードを送ってしまったとき、最初にすることを先に見てください。使っていないサービスにお金を払い続けている心配があるときは、使っていないのに、お金を払いつづけていませんかが役に立ちます。

離れて暮らす家族ができること

「また変な勧誘に引っかかっていないかな」と心配になるご家族も多いと思います。禁止するより、相談先を決めておくほうが、気持ちよく続きます。「契約するときは、先に一言ちょうだいね」と伝えておくだけで、ぐっと違います。

「何を勧められたか」「いくらと言われたか」を、電話やLINEで伝えてもらえると、お互いに楽です。電話のそばや玄関に、「持ち帰ります」「家族と相談します」と書いた紙を貼っておくのもおすすめです。この記事の表を印刷してもかまいません。お店に行く前に、「だれに聞けるか」を決めておくと、あわてません。相談のしかたはスマホの相談、どこにする?にもあります。

よくあるご質問

お店の人が親切で、断りにくいです。

親切な人でも、「持ち帰ります」は言って大丈夫です。持ち帰ったからといって、嫌われるわけではありません。見積もりの紙だけ、もらって帰りましょう。

契約書面は、もらっていないかもしれません。

契約書面は、紙のこともあれば、メールや画面で渡されることもあります。もらったか分からないときは、契約した会社に、書面の再送や、受け取った日を確かめてください。分からないままにせず、188にも相談してください。

8日たってしまいました。もうやめられませんか。

初期契約解除の期間は過ぎていても、説明にうそがあった場合などは、契約を取り消せる可能性があるとされています。期間が過ぎたあとの扱いは、契約の中身や会社で変わります。あきらめる前に、188で相談してください。

スマホ本体を買ってしまっても、返せますか。

初期契約解除の対象は通信の契約で、いっしょに買った端末は対象外とされています。本体の代金は残ることがあります。「確認措置」の対象になる契約なら、端末ごとやめられます。契約書面に書いてあるかを確かめてください。

この記事のまとめ

  • 急がされたら、「持ち帰ります」と言って、その場で決めない
  • 見積もりは紙でもらう。月々、契約の期間、やめるときのお金、オプションを見る
  • 光回線などは、契約書面を受け取ってから8日間、初期契約解除ができる(お金がかかることがある)
  • スマホ本体は初期契約解除の対象外。「確認措置」は契約書面で確かめる
  • 困ったら、消費者ホットライン188へ。パスワードやお金は人に教えない

参考にした公式の情報と最終確認

2026年10月に確認しました。制度の細かいところ(対象になる契約、期間の数え方、請求できる金額)は、契約や会社によって変わり、改正されることもあります。実際の手続きの前に、契約書面と、上の公式の情報で確かめてください。

一人でやらなくても大丈夫です

契約の相談の前に、「何を勧められたか」を整理するお手伝いならできます。見積もりや画面のスクリーンショットをLINEで送っていただければ、分からない言葉を、一緒に読み解きます。オンラインでも、お会いしても相談できます。袋井市の外へうかがう場合は、交通費をいただきます。初回のご相談は無料です。

料金を見る(税込)初回のご相談は無料
内容料金(税込)
初回のご相談無料
個別レクチャー(設定・使い方を、となりで一緒に)5,000円/1時間
講座(地域・シニアの方向け、単発2時間)お一人 2,000円
交通費オンライン・袋井市内はかかりません
菊川市〜浜松市のあいだは 2,000円

くわしい料金は料金のページにまとめています。お見積りには、何がいくつ入るかを書き、あとから「別料金です」とならないようにしています。

まずは、LINEで気軽にどうぞ

  • スマホの画面の写真を送るだけで、次に押す場所をお返しします
  • 初回のご相談は無料です
  • 友だち追加だけでも大丈夫。ブロックはいつでもできます

メールで聞きたい方はお問い合わせのページから。

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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