電話は毎日使うものなのに、「相手の声が小さい」「鳴っているのに気づかない」は、とても多いご相談です。どちらも、設定やボタンの押し方ひとつで直ります。まずはかける・出る・切るの基本から、ゆっくり確かめていきましょう。

ご相談の方
電話の声が小さくて聞きとれないんです。横のボタンを押しても、大きくならなくて。

オトスマ
そのボタンは、話している最中に押すと、相手の声が大きくなります。話していないときに押すと、別の音の大きさが変わるんです。
電話の基本は、この3つ


1. かける
- iPhone…「電話」を開く →「連絡先」→ 相手の名前 →「電話」を押す
- Android…「電話」アプリを開く →「連絡先」→ 相手の名前 → 電話のマークを押す
- らくらくスマホ…ホーム画面の「電話」や「電話帳」から相手の名前を選んで、電話をかけるボタンを押す
さっきかかってきた人にかけ直すときは、「電話」の「履歴」から名前や番号を押します。
2. 出る
- 画面がついているとき…緑のボタン(「応答」)を押す
- 画面が消えているとき…緑のボタンを指ですべらせる(iPhoneは右へ、Androidは上へ。機種によってちがいます)
3. 切る
話し終わったら、赤いボタンを押します。相手が切るのを待たずに、自分で切って大丈夫です。
通話中に画面が消えたら
耳にあてると、画面は自動で消えます。ほっぺたでボタンを押してしまわないための、スマホの気づかいです。こわれたのではありません。耳から離すと、また画面がつきます。
- iPhone…ほかの画面を開いてしまったら、画面のいちばん上の緑色のところ(または黒い丸い部分)を押すと、通話の画面に戻れます
- Android…画面の上から下へ指をすべらせて、「通話中」を押すと戻れます
通話中に使う、3つのボタン
| ボタン | できること | こんなときに |
|---|---|---|
| スピーカー | 耳から離しても、相手の声が聞こえる | 声が小さいとき、何人かで聞きたいとき |
| 消音(マイクに線) | こちらの声が、相手に聞こえなくなる | 押したままだと、相手に声が届かないので注意 |
| キーパッド | 数字のボタンが出てくる | 「1を押してください」と案内されたとき |
「相手に声が聞こえていないみたい」というときは、消音のボタンが押されたままになっていないか見てみましょう。
相手の声が小さいとき



話している最中に、横の音量ボタンを押す
本体の横の音量ボタンの「+」(上のほう)を、話している最中に何回か押します。iPhoneもAndroidもらくらくスマホも同じです。話していないときに押しても、相手の声の大きさは変わりません。
耳の当て方を変えてみる
スマホのいちばん上の、細い穴のところから声が出ます。そこが耳の穴にくるように当てると、ぐっと聞きやすくなります。
それでも聞こえにくいときは、スピーカーに
スピーカーにして、スマホを顔の前に持つと聞きやすくなることがあります。
出典:Android ヘルプ「音量、音、バイブレーションの設定を変更する」、FCNT「受話音量を調整するには」
電話が鳴っているのに、気づかないとき

1. 消音(マナーモード)になっていないか見る
- iPhone…本体の左側のスイッチにオレンジ色が見えていたら消音です(新しいiPhoneは、横のボタンや画面の上のマークで確かめます)
- Android…音量ボタンを押して、ベルのマークに線が入っていないか見ます。画面の上から下へすべらせて、「サイレントモード」がオフになっているかも確かめます
2. 着信音を大きくする
- iPhone…「設定」→「サウンドと触覚」→「着信音と通知音」の目盛りを右へ。「ボタンで変更」をオンにすると、横のボタンでも変えられます
- Android…音量ボタンを押して、出てきた目盛りの横のマークから「着信音の音量」を右へ
- らくらくスマホ…電話をしていないときに、横の音量ボタンで大きくします
3. 気づきやすい着信音に変える
- iPhone…「設定」→「サウンドと触覚」→「着信音」から選ぶ
- Android…「設定」→「音とバイブレーション」→「着信音」から選んで保存
高い音が聞こえにくい方は、低めの音や、メロディのはっきりした音のほうが気づきやすいことがあります。いくつか鳴らしてみて、聞きとりやすいものを選びましょう。
4. 光やふるえでも知らせる
バイブレーション(ふるえ)をオンにしておくと、ポケットの中でも気づけます。iPhoneは「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオとビジュアル」→「LEDフラッシュ通知」で、電話が来たときにライトを光らせることもできます。
「音が小さい」「鳴らない」は、スマホの親切な工夫のことも


設定したはずなのに音が小さい。そんなときは、スマホが気をきかせていることがあります。知らないと「設定がうまくできていない」と思ってしまうので、覚えておきましょう。
- 画面を見ていると、音が小さくなる…顔で開けるiPhoneの「画面注視認識機能」です。「見ているなら気づくはず」と、着信音や通知の音を小さくします。いつも同じ大きさで鳴らしたいときは、「設定」→「Face IDとパスコード」→「画面注視認識機能」をオフにします
- ふせて置くと、鳴らない…Google Pixel などの「ふせるだけでサイレント」です。気づかないことが多い方は、画面を上にして置くか、この設定をオフにしましょう
- 持ち上げたり、手に持ったりすると音が小さくなる機種もあります。機種ごとに工夫がちがうので、分からないときは聞いてください
出典:Google Pixel ヘルプ「着信を見逃さないよう電話アプリの設定を確認する」
鳴っている音を、すぐに止めたいとき
病院や映画館で、マナーモードにし忘れて電話が鳴ってしまった。そんなときは、横のボタン(電源ボタン)か音量ボタンを、1回だけ押します。着信音やふるえだけが止まり、電話は切れません。相手には、ふつうに呼び出し音が聞こえています。あとで、こちらからかけ直せば大丈夫です。
押すのは1回だけiPhoneでは、横のボタンを2回押すと、電話を断ることになります。音を止めるだけなら、音量ボタンを1回押すのが安心です。
ポケットの中で、勝手に電話をかけてしまうとき
「かけた覚えがないのに、相手に電話がかかっていた」。これも、よくあるご相談です。おもな原因は2つです。
1. 画面のロックをかけていない
ロックをかけていないと、ポケットやバッグの中で画面にふれただけで、操作できてしまいます。画面のロック(暗証番号や顔・指紋)をかけておきましょう(ことば辞典「画面ロック」)。
2. ボタンの長押しや連打で、緊急の電話がかかる
スマホには、ボタンを長く押したり、何回も押したりすると、110番や119番などにかかる「緊急SOS」があります。iPhoneは「横のボタンと音量ボタンを同時に長押し」か「横のボタンを5回押す」、Androidは「電源ボタンを5回押す」機種が多いです。
iPhoneは「設定」→「緊急SOS」で、どの押し方でかかるかを選べます。ポケットで押してしまいやすい方は、家族と一緒に設定を見直しましょう。もし警察や消防にかかってしまったら、切らずに「まちがえました」と伝えます。
家族や友だちと、電話の練習をしてみる


スマホの電話は、むかしの携帯電話とは出方も切り方もちがいます。いまは電話をする機会が減ったぶん、久しぶりの電話でとまどう方も多いです。家族や友だちに協力してもらって、一度ためしておきましょう。
- かけてみる・出てみる…画面がついているとき、消えているとき、両方ためす
- 音を上げる…話している最中に、横の音量ボタン「+」
- スピーカーにする…家族は、どんなときにスピーカーを使っているか聞いてみる
- 話しながらメモをとる…「ちょっと待ってね、メモするから」とスピーカーにして、メモやカレンダーを開く。終わったら、画面の上の緑のところから通話に戻る
- 録音できる機種も…iPhoneは通話中の録音ボタンで録音でき、相手にも録音することが知らされます。Androidは機種によります
- 自分で切る…赤いボタンで切る。切れたかどうかも確かめる
出典:Apple サポート「iPhoneで通話を録音して文字に起こす」
よくあるご質問
話している途中で、電話が勝手に切れてしまいます
耳にあてたまま、ほっぺたで赤いボタンにふれていることがあります。耳の当て方を少し変えるか、スピーカーで話してみてください。
いつのまにかスピーカーになっています
通話中に、ほっぺたや指でスピーカーのボタンにふれたのかもしれません。もう一度スピーカーのボタンを押すと、元に戻ります。
着信音を大きくしたら、メールの音もうるさくなりました
iPhoneの「着信音と通知音」は、電話とメッセージの音がいっしょに変わります。メッセージの音だけ変えたいときは、「サウンドと触覚」の中の「新着メッセージ」などから音を選び直します。
電話のまわりで、あわせて知らない番号からの電話 → 迷惑電話を止める設定
LINEでかける、無料の通話 → LINEで無料通話・ビデオ通話をする
画面の文字を大きく → スマホの文字が小さい、見にくい
この記事のまとめ
- 電話の基本は、かける(連絡先から)・出る(緑)・切る(赤)の3つ
- 耳にあてると画面が消えるのは、こわれたのではない
- 相手の声を大きくするのは、話している最中に横の音量ボタン
- 着信音の大きさは、話していないときに設定から。消音になっていないかも確かめる
- 気づきにくい方は、聞きとりやすい着信音、ふるえ、光でも知らせる。画面を見ていると音が小さくなる機種もある
- 鳴った音は、横のボタンか音量ボタンを1回押せば止まる。家族と一度、電話の練習をしておく
次の一歩
- 今日やること…家族に電話をかけてもらい、着信音の大きさ、スピーカー、切り方をためしてみる
- あわせて読む…知らない番号からの電話、出なくて大丈夫です、スマホの文字が小さい、見にくい
一人でやらなくても大丈夫です
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|---|---|
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2026年10月に内容を新しくしました。
