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0.5倍・1倍・2倍。ズームで「形」が変わります

0.5倍・1倍・2倍。ズームで「形」が変わります

ズームは「大きくする機能」だと思われています。でも本当は、写るものの形が変わります。同じ料理でも、倍率と立つ場所を変えるだけで、おいしそうにも、不格好にもなります。この記事では、0.5倍・1倍・2倍のちがいと、商品や料理を撮るときの決まった手順をまとめました。

相談に来たお店の女性

お店の方

テーブルが狭くて下がれないので、近くから0.5倍で撮っています。なんだか、お皿がゆがんで見えるんです。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

それは、0.5倍のせいなんです。近づいて0.5倍は、いちばん形がくずれる組み合わせです。

相談に来たお店の女性

お店の方

え、広く写るから便利だと思っていました。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

広さを見せたいときには便利です。料理や商品は、反対に一歩下がって2倍。これだけで、形がまっすぐ写りますよ。

目次

この記事で分かること

  • 0.5倍・1倍・2倍で、写り方がどう変わるか
  • 形が変わる本当の理由(倍率ではなく、立つ場所)
  • 料理・商品・店内・人を撮るときの、倍率の早見表
  • 「一歩下がって2倍」の手順
  • よくある失敗と、その直し方

0.5倍・1倍・2倍で、こう変わります

倍率写り方向いているもの向いていないもの
0.5倍広い範囲が写る。端が引きのばされ、手前が大きく写る店内の全体、外観、下がれない狭い場所料理、商品、人の顔
1倍目で見たのに近い迷ったとき、人物、風景小さな商品のアップ
2倍形がいちばん素直。奥行きがつまって、どっしり見える料理、商品、メニューの一品店内の広さを見せたいとき
案内役のイルカ「オトスマ」

0.5倍・1倍・2倍のちがい

0.5倍は近づくので形がゆがみ、まわりも広く入ります。1倍はふだんの見え方。2倍は一歩下がって撮るので、形がそのまま、背景もすっきりします。料理には2倍がおすすめです。

形が変わるのは、倍率ではなく「立つ場所」のせいです

形を変えるのは立つ場所。近づいて0.5倍・1倍で撮ると、お皿のふちが広がり奥が小さく写ってゆがむ。一歩下がって2倍で撮ると、見たままの自然な形でおいしそうに見える

じつは、形を変えているのはスマホと料理のあいだの距離です。近づくほど、手前のものは大きく、奥のものは小さく写ります。自分の手を顔の前に近づけると、手だけが大きく見えるのと同じです。

0.5倍は、近づいても全体が入ってしまうので、つい近づきすぎます。2倍は、全体を入れるために下がる必要があります。だから0.5倍は形がくずれやすく、2倍は形がまっすぐ写りやすいのです。

ここに注意「近づいて0.5倍」が、いちばんやってはいけない組み合わせです。手前が大きく、奥が小さくなって、料理が変形します。テーブルの上のものを撮るときは、とくに気をつけてください。

撮るものごとの早見表

撮るもの倍率立つ場所
料理・スイーツ2倍一歩下がる。斜め上から
棚に並んだ商品2倍棚の正面、少し離れて
小さな雑貨・アクセサリー2倍近づきすぎず、2倍で寄る
メニュー表・張り紙2倍正面から。ななめにしない
スタッフ・お客さまの顔1倍か2倍1〜2メートル離れる。0.5倍は使わない
店内の全体0.5倍か1倍入口や隅から。スマホはまっすぐ構える
お店の外観0.5倍か1倍道の向かい側から。建物がななめにならないように
相談に来たお店の女性

お店の方

うちのケーキは2倍、店内の写真は0.5倍、って使い分ければいいんですね。

案内役のイルカ、オトスマ

オトスマ

そのとおりです。形を見せたいものは2倍、広さを見せたいものは0.5倍。覚えるのはこれだけです。

料理や商品は、この手順で撮ります

1. 一歩、下がる

近づきたくなりますが、こらえて下がります。テーブルの向こう側や、椅子の後ろまで下がってかまいません。

2. 2倍にする

画面の「2」を押すか、指2本で広げます。画面いっぱいに料理が入るところまで、前後に動いて合わせます。

3. 明るさを決める

撮りたいものをタップして、指を上下に滑らせます。スマホの写真は、この4つで変わりますで説明した4つ目です。

4. 同じ場所から、もう1枚

1枚で決めず、少し角度を変えてもう1枚。あとで見比べて、よいほうを使います。

案内役のイルカ「オトスマ」

一歩下がって、2倍

テーブルから一歩下がり、画面の「2×」を押してから撮ります。近づきすぎないことが、きれいに撮るこつです。

よくある失敗と、直し方

こうなった理由直し方
お皿のふちがゆがむ近づいて0.5倍で撮った一歩下がって2倍に
手前のものだけ大きく写る近すぎる下がる。倍率は2倍
2倍にしたら画面がざらざらする暗い場所で、倍率を上げすぎた窓の近くに移る。5倍や10倍は使わない
顔が横に広がって見える端の方で0.5倍を使った人を撮るときは1倍か2倍
店内の写真で、柱や壁がななめスマホを上か下に傾けたスマホをまっすぐ立てて構える

今日できる練習

いつも出している1皿で、試してみてください。5分で終わります。

  • 同じ場所から、0.5倍・1倍・2倍で1枚ずつ撮る
  • 次に、一歩下がって2倍で撮る
  • 4枚を並べて、いちばん「おいしそう」な1枚を選ぶ
  • 選んだ1枚と同じ撮り方を、次からの「いつもの撮り方」にする

よくあるご質問

5倍や10倍は、使っていいですか?

お店の写真では、おすすめしません。機種によっては、2倍や3倍より上は、写真の一部を引きのばしているだけのことがあります。画面がざらざらして、色も落ちます。

2倍で足りないときは、倍率を上げるより、自分が前に出るほうがきれいです。

うちのスマホには、0.5倍がありません。

0.5倍が無い機種もあります。その場合は、1倍と2倍だけで十分です。

広さを見せたいときは、一歩下がって1倍で撮ってください。

2倍にすると、ピントが合いにくくなります。

近すぎるのかもしれません。2倍にしたら、もう一歩下がってください。料理から50センチ〜1メートルほど離れると合いやすくなります。

それでも合わないときは、料理をタップしてピントを合わせます。

動画でも同じですか?

同じです。料理や商品を動画で撮るときも、一歩下がって2倍が基本です。

歩きながら店内を撮るときは、0.5倍にすると手ぶれが目立ちにくくなります。

写真の基本を、あわせてスマホの写真は4つで変わる → スマホの写真は、この4つで変わります
光の向き → 窓のそばで、横から
撮ったあとの編集 → 編集で、おいしさと時間が伝わります

結果:できたか、確かめる

こうなっていれば、できています。

  • 同じものを、0.5倍・1倍・2倍で撮りくらべた
  • 商品を「一歩下がって2倍」で撮った
  • お皿のふちが、ゆがんでいない

それでも迷ったら:2本指で広げるのではなく、画面の「2」のボタンを押してください。

この記事のまとめ

  • ズームは大きくする機能ではなく、形を変える機能
  • 形を変えているのは、倍率ではなく「立つ場所」
  • 料理・商品は「一歩下がって2倍」
  • 0.5倍は、店内や外観など広さを見せたいときだけ
  • 近づいて0.5倍は、いちばんやってはいけない
  • 5倍・10倍より、自分が前に出る

次の一歩

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この記事を書いた人

オトスマ代表。静岡県袋井市で20年、この地域のお店やお寺、観光のお手伝いをしてきました。2019年からは、シニアの方へのスマホ講座も続けています。専門用語を使わず、できないことを責めない相談相手です。

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